有志の方から寄稿文が届きましたので、ご紹介します。
聖書の歴史を振り返るとき、神様が特定の時代に摂理的中心人物を立て、人類に神様の御旨を伝えてこられました。しかし、その摂理的中心人物の使命が最も妨げられたのは、「人間が作り上げた宗教組織」や「制度化された組織」によってであることが分かります。神様の声は、時として宗教的権威や組織にかき消され、摂理的中心人物は理解されず、迫害を受けることが繰り返されてきました。
1. 預言者たちと宗教制度の対立
旧約の時代において、神様は度々預言者を遣わし、偶像礼拝を行う民や腐敗した指導者に悔い改めを迫られました。しかし、既存の宗教指導者達は彼らを受け入れず、むしろ排斥しました。
エレミヤは「神殿の説教」(エレミヤ7章)で「これは主の宮だ」と言って安易に安全を信じる民と祭司たちを厳しく戒めました。
詳しくは、こちらの記事を参照してください⇒ https://align-with-god.com/blog/archives/2734
ところが、神殿に依存した宗教指導者たちは彼を迫害しました。
アモスも「祭壇の角を切り落とす」と神の裁きを語りましたが(アモス3:14)、ベテルの祭司アマジヤから「預言をやめよ」と追い払われてしまいます(アモス7:12–13)。
これらの例は、既存の組織や宗教制度がかえって神様の声を拒む器となったことを示しています。
2. イエス様に反対したユダヤ教宗教組織
新約の時代においても、イエス様の使命に反対をしたのは異邦人ではなく、当時のユダヤ教宗教組織でした。
ヨハネによる福音書1章11節には、以下のようにあります。
ヨハネによる福音書1章11節
11 彼は自分のところにきたのに、自分の民は彼を受けいれなかった。
イエス様は律法学者やパリサイ人に対し、「こうしてあなたがたは、自分たちが受けついだ言伝えによって、神の言を無にしている。」(マルコ7:13)と厳しく非難しました。
彼らは形式や権威を守るために、神様の摂理の中心に立たれたイエス様を拒み、ついには十字架に追いやりました。
ここでも、制度化された宗教組織が「神様の言葉を最も理解すべき立場にありながら、かえって最大の障害となった」ことが浮き彫りになります。
3. 初代教会の迫害と組織の問題
イエス様の昇天後、弟子たちの活動に対しても、ユダヤ教組織は強硬に反発しました。ステパノは「いつも聖霊に逆らっている」(使徒7:51)と民と指導者を糾弾したため、石打ちに遭います。
しかし、神様のみ旨は組織に閉じ込められるものではなく、神様のみ旨に従う個人を通じて福音は世界に広がっていきました。
4. 重要なのは組織ではなく、神のみ旨に忠実な個人
聖書全体を通して分かるのは、神様は「制度化された組織」ではなく、常に「神様のみ旨に忠実な個人」を通して摂理を進めてこられたという事実です。ノア・アブラハム・ヤコブ・モーセは、個人的に神様と出会い、神様の召命に従いました。組織や制度はしばしば信仰の守りとなる一方で、絶対視されると「神様の新しい働きを拒む壁」となる危険性があります。
イエス様はサマリヤの女に「あなたがたが、この山でも、またエルサレムでもない所で、父を礼拝する時が来る。」(ヨハネ4:21)と語られました。これは、神様の働きは建物や制度に縛られるものではないという事です。
5.神様の摂理の中心機関は教会組織ではなく「真の家庭」
聖書全体を通じて、神様は常に組織ではなく、神様のみ旨に忠実な個人と家庭を選び、そこから救いの歴史を展開してこられました。そして、お父様もまた、神様の摂理の中心機関は教会ではなく「真の家庭」だと教えられました。神様は、聖書の歴史を通して、常に個人や家庭を通して働かれたように、現代においても「真の家庭」を通して働かれているという事が分かります。
私達は、組織に従う事を絶対視すると、神様のみ旨を見失う危険性があります。今、神様は、誰を通して摂理を導いておられるのか?誰の言葉が、神様からの正しいメッセージを伝えているのか?誰が神様の摂理にアラインしているのか?
真に大切なのは、制度化された組織に絶対的に従う姿勢ではなく、神様の声に耳を傾け、神様のみ旨に従う「個人の心の姿勢」であると聖書は教えています。
6.現代の摂理的中心人物は誰?
現代において神様は、「第4アダム」である顕進様を摂理的中心人物として立て、神様のみ旨を伝え、摂理を導いておられます。
終末における摂理的中心人物は、聖書の歴史から見ても、聖書の啓示からしても、お父様のみ言葉からしても「アダム格の人物(男性)」である事は、間違いありません。そして、男性の子女様の中でも、顕進様の言動や成している事、その実績からも、顕進様が第4次アダム圏時代の中心人物に最もふさわしいと言えるでしょう。
しかし、その顕進様の声に耳を塞ぎ、神様のみ旨を拒んできたのが、UCという制度化された組織でした。本来ならUCは、神様の摂理の中心機関である「真の家庭」を守る立場でありながら、逆に「真の家庭」を破壊し、長子である顕進様を追い出してしまいました。その背後には、神様のみ旨に反し、制度化された組織を維持しようとする教権勢力の存在がありました。
お父様は、「神様の本来のみ旨は教会を建てる事ではない」と言われ、「教会を解体しなければならない」と言われました。しかし、教権勢力は、その指示に従わず、制度化された宗教組織を維持する道を選びました。その最大の目的は、彼ら自身の保身(地位・名誉・財産)の為でした。しかし、顕進様だけが、お父様の指示に従い(神様のみ旨に従い)教会を改革しようとされました。それゆえに、教権勢力は、顕進様を脅威に感じ、追い出す為にあらゆる不正を行いました。
詳しくは以下の動画を参考にしてください。(2分半くらいの短い動画です)
家庭連合トップ層の危険な100年戦略↓
https://youtu.be/M6asH6gA2lM?si=YLndeyU7KZKf
特に最悪だったのは、「束草事件」と言われる霊界からの偽メッセージを捏造した事件です。2009年3月8日に束草(ソクチョ)において、孝進様からの霊界メッセージとして偽メッセージが読み上げられました。この事件をきっかけに、顕進様は、UCと距離を置くようになります。
後に、これは、韓女史の指示で梁昌植が作成したものだという事が発覚しました。この頃から、教権勢力は、韓女史を制度化された組織を維持する為に利用し始めます。そして、韓女史と教権勢力が組んでお父様を騙し、顕進様を追い出す為に仕組まれた最悪の事件が「束草事件」です。
詳しい内容は、以下より確認してください。
束草事件↓
https://align-with-god.com/archives/901
これは、聖書歴史で繰り返されてきた、「本来神様のみ旨に従うべき人達が、神様のみ旨に背くという失敗」を繰り返した事に他なりません。
韓女史は、母親の役割として真の家庭を一つにする事はもちろんの事、祝福家庭(カインの子女)が顕進様(アベルの子女)と一つとなるように導く使命もありました。しかし、教権勢力にそそのかされ、間違った道を選択しました。これは、ルーシェルにそそのかされ、エバが堕落したのと同じ失敗を繰り返した事になります。
お父様は、聖和される50日前、束草事件の背景や教権勢力の不正(横領など)を全て知るに至り、韓女史が息子・娘を投げ捨て、教権勢力が真の家庭を踏みにじった(破壊した)と叱責しながら、教権勢力に対して「亡国の種だ」と指摘し、「お前達のような者は天国に入れない」と警告しました。
お父様聖和50日前の警告↓
https://youtu.be/dka16glJvgA?si=OxnmLxjeBDAnY
また、聖和直前の2012年8月3日の早朝祈祷会では、韓女史の間違った考えを指摘して、以下のように言っておられます。
「主人が誰で、上が誰で、女性が上になることはできない。逆になった、これが。オモニが、根本を全部捨てた。」
以下より確認できます。(2分17秒~)
https://www.youtube.com/watch?v=qJlsVszB0bs
韓女史に間違った独生女神学を植え付けたのは、教権勢力の仕業です。そして、その教権勢力の背後にはサタンがいた事は間違いありません。そうでなければ、このような真の家庭の崩壊を招くような行為ができるでしょか?
顕進様も「オモニは、元々、独生女神学のような考えを持っていなかった」と証言しています。
つまり、ある時から韓女史の考えが変わったという事です。
これは、制度化された宗教組織を維持するために、教権勢力が、韓女史に独生女神学という間違った思想を植え付け、韓女史を神格化する事で、より一層、制度化された組織を強固に維持しようとした試みと言えるでしょう。
お父様と顕進様は、神様のみ旨に従い、教会を解体しようとされましたが、韓女史と教権勢力の抵抗により、頓挫した訳です。しかも、教会を維持するのみならず、律法の時代にまで遡るような神殿建設までして食口の献金を浪費する行為は、いったい誰の為に行われたのでしょうか?
もちろん、このような間違った行為を神様が望まれるはずはありません。
それは、韓女史を神格化する事で、より一層教会体制を強固にしたいと願う教権勢力の謀略でしかありません。そして、その謀略にまんまと乗せられ、自身がメシヤであると勘違いしたまま、「荒らす憎むべき者」(マタイ24:15)として神殿に立ったのが、4月13日の入宮式です。まさに、ダニエル(ダニエル書9:27)とイエス様(マタイ24:15)によって啓示されていた通りの出来事が起こった訳です。
詳しくは、こちらの記事を参照してください⇒ https://align-with-god.com/blog/archives/2538
聖書の歴史は、神様が摂理的中心人物を通して、み旨を伝えてこられた歴史であると同時に、人間が築いた制度化された組織が、そのみ旨を拒み、妨げた歴史でもありました。今日の私たちもまた、信仰生活において「制度」や「組織」を絶対視するならば、生きて働かれる神様のみ旨を見失う危険性があります。
だからこそ、私達は、歴史の失敗を教訓として、組織よりも摂理的中心人物の声(神様のみ旨)に耳を傾けるべきだと思います。
今こそ、神様のみ旨に忠実な顕進様(第4アダム)の声に耳を傾けてもらいたいと思います。顕進様は、どんな困難な状況でも、神様の摂理にアラインし、常に神様の摂理を前に進めるという覚悟の元、最善を尽くしてこられました。
そのような顕進様の覚悟が伝わる動画を最後にご紹介します。
以下の動画は、顕進様が日本人祝福家庭集会で語ったメッセージです。
顕進様のメッセージ↓
https://drive.google.com/file/d/1I3RS40XWQYBZ8XWWdVsw1PAKRiWTR-QP/view
7分くらいのショートバージョンなので、ぜひ一度ご覧ください。
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