韓国の匿名掲示板、パイオニアカフェより
世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の最近の歩みは、表面的には「和解と刷新」を標榜しているものの、その背後には複雑な現実と論争が絡み合っている。京畿道加平の清心平和ワールドセンターで開かれた「文鮮明総裁追慕13周年特別祈祷会」は、外見上は教団の内部結束を固め、対外イメージを改善しようとする意図に見えた。しかし、彼らが発表した「道義的責任を痛感する」とのメッセージは、現在進行中の特検捜査と相まって、国民には誠意のない「小細工」と映っている。
◼️表と裏が異なる家庭連合の「和睦と和平」メッセージ
家庭連合は、トゥ・スンヨン世界宣教本部長とソン・ヨンチョン韓国協会長の発言を通して「和睦と和平」および「刷新」を強調した。トゥ本部長は「赦し」と「献身」を語り、ソン協会長は「透明な財政運営」と「公正な人事システム」を約束した。しかし、これらの発言は教団の実際の対応姿勢とは相反しており、説得力を失っている。
実際、家庭連合は内部的にすべての責任をユン・ヨンホ、イ・シンヘ夫妻に転嫁しており、韓鶴子総裁は容疑自体を否認している。さらにチョン・ウォンジュ前天務院副院長は、自らの容疑を否認する供述を通して結果的に韓総裁を一層窮地に追い込む状況を生み出した。これは内部分裂と責任回避が蔓延している証左である。
◼️国民感情を悪化させる家庭連合の「小細工」対応
家庭連合の対応方式は、国民の否定的感情をさらに煽っている。韓鶴子総裁は特検の召喚に堂々と応じる代わりに、心臓ステント施術を口実に調査を回避した。これは一般市民の目には「特権」や「小細工」と映らざるを得ない。
また、教団内部の法務報告書流出によって、元高官出身の弁護士らが高額な法律顧問料を受け取っていた事実が明らかになり、さらにミン・ジュンギ特検と太平洋所属の弁護士との不適切な会合が問題となるなど、法曹界との癒着疑惑が浮上して国民の怒りは一層高まっている。
さらに、米国の政治家(ニュート・ギングリッチ、マイク・ポンペオ)を動員して「宗教の自由侵害」を主張する海外世論戦は、国内の批判を無視し、問題の本質を歪曲しようとする試みと映っている。これは韓国社会の法と正義を軽視する行為として認識され、反発を招いている。
◼️真の刷新のための方策
家庭連合が真に社会的信頼を回復し「宗教本来の役割」を果たそうとするならば、見せかけの行事を超えた根本的変化が必要である。誠意ある謝罪と責任の認定が不可欠だ。すべての責任を特定個人に押し付ける行為をやめ、指導部の次元で誤りを認めて謝罪しなければならない。特に韓鶴子総裁がすべての責任を負って退陣する覚悟を示す必要があり、チョン・ウォンジュやその側近は言うまでもない。
次に、もはや「小細工」を弄し、特定個人にすべての責任を押し付けるのではなく、誠実に特検調査に臨み、あらゆる疑惑を明確にすべきである。そして明らかになった誤りがあれば、聖域なく法的責任を負わなければならない。
最後に、徹底した人的刷新と組織改革が必要だ。そのためには道徳性、霊的権威、実質的リーダーシップを備えた新たな指導部が構成されなければならない。今のようにチョン・ウォンジュが自らの好みに従って米国から連れてきた者を据え、背後ですべてを操っている状況では、真の刷新と革新が起こるはずもない。
今回の特別祈祷会は、家庭連合が社会的危機を克服する機会であったはずだが、彼らの対応方式はかえって国民の失望と不信を深める結果となった。彼らが叫ぶ「和睦と和平」が空虚なスローガンではなく真の価値となるためには、言葉と行動が一致する誠実な姿をまず示さなければならない。
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