はじめに
2025年5月20日、P.A.ベルトラミ氏が文顯進会長に宛てて一通の手紙を送りました。この手紙は、真の家庭の兄弟たちが和解して再び一つになることを願う内容であり、恐らくこのように考える食口も多くいることでしょう。

しかしこのような考えは、分裂の原因を横的な人間関係の対立としてしか捉えていないがゆえの安易な結論であり、決して分裂問題の解決策にはなり得ないものです。

その手紙に対して、長年にわたり文顯進会長のそばで摂理の歩みを見守ってきたハワード・セルフ氏が、公開書簡という形で公式に応答しました。


書簡の主旨とその意義

ハワード氏の公開書簡(2025年6月17日付)は、問題の本質を明確にする必要があるとして、「和解」という美名の裏に隠された誤解や無知に警鐘を鳴らしています。

書簡では、統一運動における分裂の本質が「人間関係のトラブル」ではなく、「摂理と原理をめぐる根本的な対立」にあること、そして文顯進会長が第4アダムとして神の摂理を担ってきたという立場が詳しく述べられています。


重要ポイント

  • 韓鶴子女史が推し進めた「独生女神学」は、文鮮明師の教えと完全に相反しており、摂理的な主管性の転倒を引き起こした。
  • 文顯進会長は、1998年に公式に後継者として任命された唯一の息子であり、摂理的な使命を忠実に果たしてきた。
  • 「三兄弟和解」論は、天の原理やアダム格の正統性を軽視する、極めて非原理的なアプローチである。
  • サンクチュアリ教会の極端な行動(銃による祝福式など)や家庭連合の腐敗(韓国での贈賄スキャンダル)と文顯進会長は一切関係がなく、真に神の摂理を歩まれているのは文顯進会長であると明示。

「和解」の美名のもとに真理が歪められることがないよう、今こそ私たちは「何が神の側であるか」「誰が本来の使命を受け継いでいるのか」を明確にしなければなりません。

今回のハワード氏の公開書簡は非常に長文ですが、統一運動に関わるすべての食口にとって、真実を見極める上で重要な視点が詰まっています。ぜひ、ご一読ください。

 

「事実を明確にする」 – 統一運動のメンバーへの公開書簡

2025年6月17日

皆様へ

年長のメンバーであり友人であるP. A. ベルトラミ氏(以下P.A.氏)が、2025年5月20日、文顯進(ムン・ヒョンジン)博士(以下文博士)の誕生日に際して手紙をしたため、その手紙を誕生日プレゼントとして送った書籍の中に同封していました。プレゼントの外側には、簡単なバースデーカードが添えられていたものの、その中には、文博士宛ての5ページに及ぶ手紙が隠されており、それがプレゼントを送った実際の主目的であったことは明らかでした。このような隠密な手紙の送付方法は驚くべきことであり、一部のメンバーが自らを真の家庭のメンバーと同等の立場にあると誤認し、どのような形で接してもよいと考えているという受け入れがたい姿勢について再認識させられました。これは天の伝統でも、通常の礼儀でもありません。

このような手紙を定期的に確認する委員会のメンバーとして、この件が私の耳に入りました。この手紙を読んでみて痛感させられたのは、統一運動における分裂(スキズム)が始まってから17年も経ち、数々の証拠があるにもかかわらず、統一運動の多くのメンバーにとって「事実を明確にする」ことが、今なお必要だということでした。この手紙の送り主であるP. A. 氏と彼の訓読会グループも例外ではありません。P. A. 氏およびすべての皆様に宛てたこの「公開書簡」は、まさにその目的のためのものであり、すべての人々の利益のために書いたものです。

  1. A. さん、あなたの手紙の要旨は、文師の3人の息子、すなわち文顯進博士、ヒョンジン・ショーン・ムン氏(文亨進氏、以下ショーン氏)、クックジン・ジャスティン・ムン氏(文國進氏、以下ジャスティン氏)に対して、「違いを乗り越えて一体となる」よう求めるもので、その際、文博士がまずそうすべきだと示唆しているものと理解できます。さらに、もし彼がそうすれば、彼は真の「聖書的人物」もしくは英雄となるだろうと示唆しています。さらに、莫大な摂理的資金を浪費している裁判が終了する可能性もあると述べています。要するに、過去のことは水に流そうという主張であり、「皆で仲良くできないのか?」というフレーズが浮かびます。しかし、このような考えや要求は、現時点で文博士に直接伝えるには不適切であり、侮辱的とすら言えるものです。その理由は多く、それらを理解することが重要です。この問題は、文博士が家族を見捨てたから起こったものではありません。むしろまったく逆です。しかし、事態を明確に理解するためには、神の摂理という大きな枠組みを知らなければなりません。神は不変の原理を通じて摂理を導いておられます。皆様もご存じの通り、摂理とは本質的に神とサタンとの全体的な戦い、即ち善と悪との戦いであり、そこには家族関係を超えた問題が関わっているのです。文博士は、結局のところ1998年から神の摂理の責任を引き受けた息子なのです。神の摂理に逆らうことは、深刻な結果を招きます。私たちは、真の家庭内にいかにして不和の種が蒔かれ、それが統一運動全体の分裂に至ったのか、その経緯について理解する必要があります。まずは、その点からお話することにしましょう。

文師のみ言葉からの判断

統一運動の分裂の起源を真剣に調査した多くの人々は、文博士に対する攻撃の開始と、韓鶴子夫人(以下韓夫人)が夫の文鮮明師(以下文師)と彼の後継者である文博士に対して仕掛けた非原理的な「主管性転倒」との間に、直接的な関連性を見出しています。韓夫人が主張する「独生女」(OBD)神学は、文師が教え、その息子である文博士が守り続けている「統一原理」の神学の正反対であることが証明されています。文師は、最後に映像で記録された朝の訓読会で、真の家庭を分裂させ、後継者を攻撃し、分裂を引き起こした指導者たちを「ルーシェルよりも悪い!」と非難しています。次のリンクからその映像を是非ご覧ください(リンク)。

統一運動の創始者によるこのような厳しい非難の言葉は、特に文師に対して愛と尊敬を抱くメンバーであれば、決して無視してはならないものです。動画で示されているように、文師はこれらの指導者たちが、エデンの園のルーシェルのように、真の家庭と人類のための天の計画を妨害したと説明し、最も厳しい言葉で非難しました。文師は、この映像で記録された朝の訓読会の直前に、この「陰謀グループ」または「ルーシェル派グループ」が、彼の息子である文博士の人格を貶めるために、長年文師に対して嘘をつき続けていたことを知りました。だからこそ文師は自ら「事実を明確にする」ことを強く望み、率直に語ったのです。ルーシェルよりも悪いと裁かれるからには、ルーシェル派グループは相当大きな悪を行っているはずです。彼らが、自らがメシヤと見なしていた人物の晩年を狙い、彼に嘘をつき続け、彼が後継者として指定した息子を攻撃することで、彼の後継計画を破壊したことは、どれほど大きな悪でしょうか?残念ながら、現在まで家庭連合やサンクチュアリ教会の多くのメンバーは、この極めて重要な動画を見たこともなく、いかに彼らが分裂を引き起こしたかについての真実を見出していないのです。

統一運動における分裂が起きた根本的な理由は、大多数のメンバーが『統一原理』について誤った神学的理解をしていたからです。彼らは、『原理講論』が、キリスト教の信仰体系(イエスが完全に神であり神の本質を共有すると主張し、三位一体を強調)を解体する試みであったことを認識できませんでした。文師は、イエスが神の息子として果たすべき使命を明確にし、イエスの神格化を払拭するために来られたのです。統一原理は、メシヤは神ではなく人間であり、アダム格の人物であることを明確にしています。

統一原理の前半の主張が伝統的なキリスト教の観点を解体するものであるにもかかわらず、統一教会のメンバーはなんとその枠組みを採用したのです!キリスト教コミュニティ全体に原理を通じて明らかにされた真理についての新たな洞察を啓蒙する代わりに、統一教会のメンバーはその枠組みを採用し、キリスト教の「神格化された」イエス・キリストを「神格化された」真の父母に置き換えることで、同じ無知の枠組みに陥りました。

この偽りの神格化は、分裂の枠組みを確立した点で重要です。ルーシェル派グループが真の父母の神格化という偽りの概念を採用したのに対し、文博士はメシヤ的使命と立場を明確にした元の教えを忠実に守りました。

統一教会指導部が神格化の枠組みを採用したことは、統一原理に完全に背いています。なぜなら、それは真の父母の両者を神格化する試みとなるからです。統一教会はその後、真の父母の同等な地位という概念を推進するために、この偽りの神格化の基盤を利用し、韓夫人の地位を文師と同等にするための手段として用いました。韓夫人は、文博士を排除するための闘争において、並々ならぬ権力を発揮しました。ルーシェル派グループの教会指導者は、韓夫人の地位を文師と対等にするように人為的に高めた後、文師の晩年の、身体能力が自然と脆弱になっていた時期に、悪意から文師を利用したのです。彼らは、韓夫人の地位を向上させる策略を採用し、メンバーたちに「真の父母様の指示」として多くの指示を伝えましたが、実際には文師の認知なしに韓夫人から出た指示が数多く存在しました。こうした手法により韓夫人はショーン氏とジャスティン氏を次第に高い地位に昇進させたのです。

また、文師が『原理講論』で教えた「主管性転倒」の本来の教えを正しく理解することは、独生女体制が犯した犯罪を理解する上で特に重要です。なぜなら、それらの犯罪は、エデンの園でエバが犯した原罪を反映しているからです。エバの行為はアダムの堕落を招き、最終的にカインがアベルを殺す結果をもたらしました。

韓夫人は、エバの過ちを再現し、弟であるショーン氏とジャスティン氏を昇進させ、兄である文顯進博士(天が公認したアダム格の人物であり、メシヤ的使命の中心人物)に反対し、破壊しようとしたのです。エバの罪はサタンがカインを支配し、アベルの殺害に至りましたが、韓夫人の行為はさらに重大です。なぜなら、その行為は神の直接主管下にある真の家庭内で行われたからです。この文脈において、韓夫人は愛の自然な秩序を転倒させ、神によって既に正当に公認されていた長男の地位と長子権を、弟たちが奪うのを助けたのです。その長子権は、文師が真の家庭を確立したことにより、既に神から長男に与えられていたものです。

サタンは、堕落によりアダムとエバがサタン中心の四位基台を築いたことで、アダムの家庭を主管していました。そのため、サタンは長子権を主張することができ、神はアベルを通して長子権を復帰しなければならなかったのです。これを、文師が神を中心として四位基台を確立し、文博士を第4アダムとして認めることで長子権を立てた真の家庭の場合と混同してはなりません。この父子協助の関係を基盤として、文師は三大王権と、神の主権および天一国を主張することができたのです。

ショーン氏は、自分が弟であることから、カインとアベルの枠組みを用いて、自分自身を「アベル」の立場に置こうとしていますが、これは誤った認識に基づく、不誠実で日和見的な行為です。カインとアベルによる復帰の枠組みは、神の直接主管下にある真の家庭には適用することができず、また適用されるべきではありません。自身をアベル、文博士をカインと位置付けることは、統一原理に対する完全な理解の欠如を示すだけでなく、文師のメシヤ的使命と真の家庭の地位を毀損する行為です。

この霊的犯罪は、文師が聖和される直前、最後の映像に記録された訓読会で、腐敗した教会指導者たちを非難された際に頂点に達しました。上の動画で、文師が教会指導者たちを「ルーシェルよりも悪い」と非難された場面は、2012年のWFWP行事直後に撮影されたものです。その行事で、文師は1万人の聴衆を前に、自身に妻はいないと述べ、韓夫人が文師と一体化できなかったことにより、夫人の摂理的な役割と責任を裏切り放棄したと主張しています。(リンク)

ルーシェル派グループの指導者と彼らの戦術

このルーシェル派グループの核心メンバーは誰でしょうか?文博士に対する攻撃を主導し、分裂を引き起こし、文師の指示に反した中心的なエージェントは、文博士の2人の弟であるショーン氏とジャスティン氏、彼らの母親である韓鶴子夫人、および数名の非道徳的な教会指導者たちでした。 文博士の指導権を奪うためのキャンペーンにおいて、韓夫人と二人の弟の間で、非原理的な見返り取引が行われました。韓夫人は、ショーン氏とジャスティン氏を運動内の指導的地位に不当に昇進させ、ショーン氏とジャスティン氏は韓夫人の非原理的な神格化を推進する先導的役割を果たしました。これにより、彼女は後に「神の独生女」という偽りの称号と地位を獲得することになります。

3人はまた、文師の「教会時代の終焉」という命令に反し、文師が宗教や教派を超えた摂理的道具として機能するよう願われた統一運動を支援する代わりに、制度化された統一教会の推進を継続しました。この統一教会への継続的な集中は、ルーシェル派グループの腐敗した教会指導者たちにとって好都合でした。彼らは、教会制度内での特権的な地位を維持することで、個人的かつ自己中心的に利益を得ることができたからです。文師の40年荒野路程が成功裏に終了した後、摂理的に劇的な変化が求められたことは、彼らにとって重要ではありませんでした。その変化は、文師が1990年代から「平和」の二文字を団体名に含む数多くの平和組織を設立されたことによって明らかになりましたが、それは、キリスト教の「洗礼ヨハネ」の立場にあった重要人物たちの失敗により余儀なくされた荒野路程を文師がついに終了し、いよいよ本来の使命を開始できたことを意味します。その使命とは、普遍化された祝福運動を通じて、地上に神の平和王国を築く救済の業でした。当時は文師の高齢を良いことに、韓夫人の承認を得た形で、ショーン氏によって統一教会の公文が発行されていました。驚くべきことに、これらの公文はしばしば文師の認知も同意もないままに発行されていました。しかし、メンバーや一般向けに発行された公文は、文師があたかもそれらの公文を承認したかのような偽りの印象を与えていました。事実、統一教会の指導者たちは韓夫人の承認を根拠に、「真の父母」が承認や祝福を与えたと主張していたのです。韓夫人の2018年の宣誓証言によると、ショーン氏が世界平和統一家庭連合(FFWPU)の支配権を掌握した後、文師の知らぬ間に公式名称を「統一教」に変更していたのです!これは運動全体に大きな混乱を引き起こし、神の摂理の方向性から大きく逸脱させる行動でした。

文博士は、文師と常に一体となって神の摂理の目標を推進し、家庭連合や天宙平和連合を含む平和組織の世界的な発展を急速に推進しました。2008年だけでも、彼は24カ国で大規模なグローバル・ピース・フェスティバルやカンファレンスを開催し、「ワンファミリーアンダーゴッド」というメッセージを数百万人に伝えました。そのため、ルーシェル派グループが彼を、統一教会に焦点を絞るという彼らの決意に対する主要な脅威と見なしたのも不思議ではありません。ショーン氏とジャスティン氏は、公の演説で平和運動を嘲笑し、唯一重要なのは制度化された教会だと主張しました。

ショーン氏は韓夫人によって文師の「真の後継者」として持ち上げられ、最終的に家庭連合とワールド・カープ(文博士が築いた主要な青年組織)の国際リーダーの役割(文博士から奪ったもの)を付与されました。その後、ショーン氏は天宙平和連合(UPF)のリーダーシップも掌握しました。しかし、文博士がすべてのリーダーの役割を剥奪され、文師が聖和された後、韓夫人は2人の弟たちに与えたリーダーの役割を撤回しただけでなく、彼らを家庭連合からも突然追放したのです!彼女は宣誓証言(リンク)で、ショーン氏は「後継者ではなかった」と証言しました……なぜなら彼は「統一原理」について「中学生レベルの理解しか持っていなかった」からだというのです。ショーン氏とジャスティン氏は彼らがかつて懸命に神格化しようとした母親を、今や公然と「バビロンの淫婦」と呼ぶようになりました!ショーン氏とジャスティン氏は、腐敗した教会指導者たちが兄を攻撃してくれる限りは喜んで彼らと協力していましたが、自分たちがいざ追放されると、同じ指導者たちと韓夫人に対して、彼らの欺瞞や悪意などについて、終わることのない非難を浴びせたのです。事実、彼らが韓夫人と腐敗した指導者たちに対して非難したことは、彼ら自身も犯していたことに他なりません。彼らの偽善には限界がありませんでした。

さらに、ショーン氏とジャスティン氏は摂理に莫大な損害を与えました。彼らは兄である第4アダムへの攻撃を先導しただけでなく、彼らの行動は文師が重要な摂理的目標である「基元節」(2013年1月13日)を達成する前に早世されたことに直接結びついています。その未達成の重要な摂理的目標は、第4アダムによって達成されるでしょう。 メンバーは、ショーン氏とジャスティン氏が、真の家庭と運動内部で主管性の転倒をもたらし分裂を招いた「独生女」神学を最初に推進した者たちであることを認識する必要があります。ショーン氏が天一国の二代王を自称する馬鹿げた主張は、基元節がまだ実現していないこと、天一国の「初代王」がそもそも存在していないこと、そして彼自身も完全に非適格であることを考慮すると、全く荒唐無稽です。しかしショーン氏は、自身が後継者であるという主張を育みながら、この運動の批判者たちが抱く否定的な紋切型の批判をすべて実証するような行動を取っています。現在、ショーン氏は私たちの運動の否定的な風刺画のイメージキャラクターとなっています。彼らが「王位」について偽りの主張をし、AR-15自動小銃を祝福儀式の中心的要素として採用し、「弾丸の冠」と呼ぶ行為などは、文師と文師の運動のイメージに深刻な損害を与えています。運動の批判者は、祝福儀式での金色のAR-15の写真や、武器を振りかざす大勢のサンクチュアリ教団のメンバーと一緒に写ったショーン氏の写真を示し、ムン「グループ」の過激さを強調しています。しかし、文師と老齢の姜夫人との「再祝福」を行い、彼女を新しい「真の母」と指定した行為は、イメージへの損害において最も深刻でした。彼らは文師のイメージを笑いものにしたのです!これらの悪行すべてに対し、彼らは文博士に会う前に悔い改めなければなりません。(P.A.さん、これらの非原理的な偽りの指導者たちへの支援を終わらせる時が来ていることに同意しませんか?)

P.A.さん、あなたは「聖書的人物」について言及し、文博士が兄弟たちと和解する最初の人物となるならばその一人になる可能性があると述べました。第4アダムとしての召命を受け入れてからほぼ27年間、摂理に対する責任を一切放棄することなく歩んできたにも関わらず、過去17年間にわたる激しい攻撃を受けてきた人物に対して、あなたの言葉はどれほど侮辱的なものでしょうか!

新約聖書では、イエス・キリストの物語が語られますが、これはこの運動で起こった状況に非常に関連しています。以下は、イエスの母親と兄弟が彼を探しに来た時のイエスの応答です:

イエスがまだ群衆に話しておられるとき、その母と兄弟たちとが、イエスに話そうと思って外に立っていた。それで、ある人がイエスに言った、「ごらんなさい。あなたの母上と兄弟がたが、あなたに話そうと思って、外に立っておられます」。イエスは知らせてくれた者に答えて言われた、「わたしの母とは、だれのことか、わたしの兄弟とは、だれのことか」。そして、弟子たちの方に手をさし伸べて言われた、「ごらんなさい。ここにわたしの母、わたしの兄弟がいる。天にいますわたしの父のみこころを行う者はだれでも、私の兄弟、また姉妹、また母なのである」。(マタイ伝第12章、46-50節)

イエスは群衆に、天の父に対する彼の使命に中心を置いて彼と共に歩む者こそが、彼の母であり、兄弟であり、姉妹であると告げました。文博士は第4アダムであり、第3アダムである文師と完全に一体となっています。その一体化の基盤の上に、三大王権が築かれています。メンバーたちが、韓夫人、ショーン氏、ジャスティン氏、および統一教会指導者たちのグループに中心を置いた時に、彼らは、神、文師、そして文博士を捨てたのです。神と神の摂理に忠実だった者だけが、文博士の本当の父母であり、兄弟であり、姉妹なのです。

旧約聖書にも、文博士の生涯を先行したような摂理的人物が登場します。その中心的な人物がヨセフです。統一教会の現状に注目している人々は、今教会が世界的に急激な衰退の道をたどっていることに気づくことでしょう:日本統一教会は、日本国政府によって解散の危機に直面しています——この措置を、日本の一般市民の大多数が支持しているのです。一方、韓国では、前大統領への贈賄疑惑を巡る大規模な腐敗スキャンダルが勃発し、韓夫人と統一教会が検察による捜査の標的となっています。この捜査により、韓夫人が収監される可能性のあるさらなる不正行為が暴露されるかもしれません。これは、統一教会とこの犯罪を犯した者たちに対して下されている神の裁きであり、聖書に記述されたヨセフの生涯の中でも同様のことが起こっています。ヨセフの兄弟たちは、ヨセフと父との親密な関係に嫉妬し、彼を排除しようとします。憎しみに駆り立てられた兄弟たちは、ヨセフを殺す計画を立てますが、結局父の目の届かないところで彼を奴隷として売り飛ばすことになります。そして父には、ヨセフが動物に殺されたと嘘をつくのです。しかし、ヨセフは神を信ずる者としてそれに屈せず、天の保護と祝福を受けてエジプトで権力の座に上り詰めることになります。しかし一方で、兄弟たちは神がカナンに飢饉を送られたため非常に苦しむことになり、結局はエジプトへ行き、穀物供給を司るヨセフと対峙せざるを得なくなります。ヨセフは兄弟たちの人格を試す一連の試練を経て、彼らを赦すことになります。

これが現在統一教会で起こっていることです。文師の背後に隠れて文博士を荒野に追放し、分裂を引き起こした者たちに対して、途方もない天の裁きが迫っています。現在、文博士は、韓国史上最大の統一のための草の根運動を率いることで、韓国で全国的な注目を浴びています。この連合は、文博士の著書『コリアンドリーム』で示された、韓国の歴史的かつ摂理的な宿命に根ざした統一のビジョンに基づき、韓国社会と政治の分裂した派閥を結束させています。 国際的には、グローバル・ピース・ファウンデーション(世界平和財団)を通じて、文博士は、特に根深い紛争と分断に悩まされる地域において、平和の主要な提唱者として認識されています。文博士のビジョンとリーダーシップの下で、世界平和財団は平和構築に向けての価値観に基づくアプローチを先駆けて提唱し、普遍的な原則、共有されたアイデンティティ、道徳的リーダーシップを重視しています。文博士の国家変革への戦略的重点は、朝鮮半島、ケニア、ナイジェリア、パラグアイ、フィリピンなど分断された社会における世界平和財団の活動を導き、政治的、宗教的、民族的な分断を超えた草の根運動を育成してきました。多様なイニシアチブと超宗教的リーダーシッププラットフォームを通じて、世界平和財団は市民社会、政府、宗教指導者間の広範な連合を構築し、紛争の根本原因に対処し持続可能な開発を促進しています。その結果、文博士は「ワンファミリーアンダーゴッド」というビジョンにコミットしたパートナーのグローバルなネットワークを拡大し、アジア、アフリカ、アメリカ大陸における平和運動を強化しています。

そこで、P.A.さん、二人の弟たちが文博士に対してあらゆる悪事を働いた後で、今あなたがこの二人に代わって兄弟の和解を提案しようと進み出る理由は、文博士のこうした成功のゆえだと理解していいでしょうか?しかし、もし彼らが真に和解を望むなら、彼らはまず自らの行動に個人的な責任を負い、心から悔い改めなければなりません。文博士は単なる個人でも、文師の息子の一人でもありません。彼は天の父の権威を代表するアダム格の人物なのです。彼らが冒涜したのは、単なる人間的な兄弟関係ではなく、彼らは天の父とその摂理を傷つけたのです。

韓夫人と二人の弟が互いに対して示した矛盾した行動と発言は、彼らが神の摂理に害を及ぼし、第3アダムと第4アダムに害を及ぼし、そして統一運動のすべてのメンバーに害を及してまでも互いを高め合おうとするキャンペーンが、全体として巨大な詐欺行為であったことを証明しています。そしてこの詐欺行為は、今日でも運動のほとんどのメンバーたちに対して継続的に行われているのです。メンバーたちがこうした扱いを受け続けているのは、単にその継続を許し続けているからにすぎません!

ショーン氏とジャスティン氏の行動は、深刻な精神の混乱、常識と道徳の欠如、そして自分たちの行為に対する責任の欠如を如実に示しています。真の家庭の一員として、彼らは文師の世代における師の偉業を破壊する上で決定的な役割を果たしました。この陰謀グループによる損害は、単なる運動の評判に対する損傷を遥かに超えたものです——彼らは神の摂理を裏切り、毀損したのです。現在、文博士は、神のみ旨を実現するために真の家庭理想を正しく定着させる使命を担うべき立場にあります。私が知る限り、文博士は彼らとの一切の関与を明確に否定しており、彼らが自らの犯した行為を認め悔い改めるまで、彼らを真の家庭の一員として認めることはありません。

虚偽の「三兄弟」リーダーシップ概念

文博士を攻撃するキャンペーンのもう一つの重要な部分は、非原理的な「三兄弟」リーダーシップ概念を推進することで博士の権威を弱めることでした。この虚偽に満ちた計画では、運動のリーダーシップを三つの部分に分割し、それぞれを異なる兄弟が率いるべきだという主張がされています。 この偽りの概念は、中心的なアダム格の人物の役割を無視することで、三人の兄弟が摂理において本質的に同等であるかのように見せかけました。これは、イエスの兄弟や文師の兄弟が、イエスや文師と同等の権威を主張するのと同様のものです。この概念は、韓夫人と二人の弟によって「でっち上げられ」、腐敗した教会指導者たちによって推進されました。否定できない真実は、神は中心点を通じて働かれるということです。したがって、神の摂理と真の統一運動は、常にカリスマ的なアダム格の人物によって導かれてきました。文師は生涯を通じて4人のアダム格人物のみを認めていました——1. 最初のアダム、2. イエス・キリスト、3. 文師自身、4. 文顯進博士。文博士は天によって第4アダムとして任命され、1998年7月に文師によって認定されました。彼はその後、文師と共に統一運動全体を10年以上にわたり共同で指導しました。しかし、ルーシェル派グループによる彼の人格と地位へのサタン的な攻撃が、真の家庭と運動内の団結を破壊しました。「三兄弟」というアプローチは、摂理の全体的なリーダーシップにおいて過去にも存在したことがなく、今後も存在することはありません。同様に、「独生女」という地位にも正当な根拠は一切ありません。神学的に、聖書的に、歴史的に、いかなる根拠も存在しません!

統一運動の批判者は、サンクチュアリ教会の極端で問題のある画像を悪用して、運動全体を貶めようとします。明確にしなければなりません:共同後継者としての『三兄弟』という概念は全く根拠がありません。摂理的に、弟たちの立場は、兄と比較して全く重要ではなかったのです。文師の唯一の正統な後継者は、文顯進博士だけです。

4人のアダム格の人物たちの並行する路程

すべてのアダム格の人物たちは、サタン的な攻撃の対象となりました。それは神側を代表する立場で、その使命を放棄せよという圧力に屈しようとしなかったからです。これにより、4人のアダム格の人物たちの路程に共通する並行性が生じました。

サタンが最初のアダムを攻撃した結果、その家庭と血統はサタンの支配下に入り、神の側から復帰摂理を開始することが必要になりました。統一原理によると、イエスがようやく来られた時、サタンは洗礼ヨハネとその時代の宗教指導者に侵入し、彼らを通じてイエスに激しい攻撃を加えました。彼らは支配者たちにも一般の人々にも、とんでもない嘘を吹き込んだのです。洗礼ヨハネの失敗により、イエスは十字架の道を選択せざるを得ず、霊的救いの扉を開きましたが、最終的に本来の使命を成就するために再び来なければならないことを明確にしました。

第3アダムとして文師が来られた際、一部のキリスト教指導者が文師の「洗礼ヨハネ」として準備されましたが、彼らはサタンの勢力に支配され、文師に対して多くの虚偽の非難を伴う攻撃を主導するようになりました。メディアを通じて、これらの嘘は指導層と一般の韓国人たちに広められました。その結果、文師は世界平和をもたらす本来の使命を開始する前に、40年荒野路程を通じて自らの世界的な基盤を築く必要があったため、文師の使命は遅延してしまいました

同じパターンは、第4アダムである文博士の路程でも繰り返されます。文師は突然、一部の若い指導者を最高位の指導者職に任命しました。中には、36家庭の上司として任命したケースもあります。文師は彼らに、そのような高い地位を与えられたのは、単に文博士と年齢が近く、そのため彼のより良い支援者となり「洗礼ヨハネ」となる可能性があるからだと指導しました。文師が任命した人々は、主に「1.5世」と呼ばれる6,000双の祝福を受けた人々でした。文師は、6,000双のリーダーたちが、移行の重要な局面で彼の息子かつ後継者である文博士を支援することを期待していました。まさにこのグループの人々が、文師によって「ルーシェルよりも悪い」と非難され、呪われることになります。なぜなら、彼らは文師と彼の信頼を裏切ったからです。

その代わり、これらの指導者たちもサタンに侵入され、ルーシェル派グループの一員となり、文博士に対してあらゆる虚偽の非難をでっち上げ、これらの嘘を文師と一般メンバーの両方に伝達したのです。以下で説明するように、文博士に対して30件の訴訟が不当に提起されました。残念ながら、これらの悪行は彼の母親と兄弟によって主導されたものです。彼の父親と同様、文博士は、摂理の遅延を克服することを余儀なくされました。彼は復帰のための21年路程を通じて、自らの世界的な基盤を築き上げ、驚くべき成功を収めたのでした!

虚偽の訴訟

統一運動の全歴史において、神の摂理に関する重要な問題の決定を法廷に委ねることは、一度もありませんでした。統一教会によって訴訟を受けた者は一人もおらず、ましてや真の家庭の一員が訴訟を受けるなどあり得ないことです。この状況は、ルーシェル派グループが虚偽の訴訟を利用して文博士を屈服させようとする無意味な試みを開始するまで、ずっと続いていました。 この陰謀グループは、文博士やその関係者に対して、3大陸で30件を超える訴訟を提起しました。繰り返しになりますが、私たちの運動において、法的な手段が問題解決の手段として用いられたことは一度もありませんでした。たとえそれが正当な理由がある者に対してであってもです。これは、私たちの運動が人類の救済と堕落した状態からの復帰を目的とした運動だったからです。権力、地位、資産の支配を貪欲に求めながら、この不適格な陰謀グループ(特に二人の弟を含む)は、訴訟を手段として運動の組織を法的支配下に置こうとしました。訴訟がもたらす莫大な損害を顧みずにです。

  1. A. さんが指摘されるように、これらのサタン的な法的攻撃に、血の滲むような天の資金(数百万ドルに及ぶ莫大な金額)が浪費されました。ショーン氏、ジャスティン氏、および韓夫人は、これらの訴訟を主導し、継続的に支援し、運動の財政的負担や悪評などの影響を一切顧みませんでした。しかし、P.A.さん、あなたは文博士が全てのこれらの偽りの訴訟の標的であり被害者であったことを認めていません。これらの訴訟のうち、博士が提起したものは一つもありません。彼は繰り返し自身を防衛するしかなかったのです。家庭連合側は特定の裁判で敗訴しても、その手法として際限なく控訴を繰り返し、時間と資金の両面でコストを大幅に増加させました。

時宜にかなった示唆に富む比較

現在、文博士が2008年に「洗礼ヨハネ」と自身の家族によって裏切られてから歩みはじめた21年路程の第3次7年路程において、状況は明らかに変化しています。見る目のある人にとっては、天の恵みが文博士と共にあり、韓夫人やショーン氏、ジャスティン氏には明らかにないことが明白になっています。いくつかの主要な分野を簡単に比較するだけでも、この事実がすべてのメンバーの前に明らかになるでしょう。ご検討ください:

「独生女」の下で:

財政的な拠点と安定性の完全な喪失

家庭連合が直面する現在の危機の根本原因は、単なる不運や外部圧力ではありません。それは最高指導者層の腐敗と甚だしい無能さです。1970年代以来、日本は統一教会と家庭連合の財政的エンジンでした。しかし現在、日本家庭連合は日本国政府によって正式に解散される危機に直面し、かつての中心的役割から転落しました。世界的に見ても、家庭連合は破綻の瀬戸際に立たされており、過去数年間、複数の大陸で不動産を売却する緊急措置を講じてきました。

最も目立つ最近の損失の一つは、米国の運動の旗艦施設として50年以上機能してきた米国協会本部の建物「ウエスト43丁目4番地(4 West 43rd Street)」の喪失です。とうとうこの施設も、文師が購入し、韓夫人のリーダーシップの下で浪費された米国資産の長いリストに名を連ねました。デミアン・ダンクリー氏は、運動のアイコンであった「ニューヨーカー・ホテル」も失われる寸前だと警告しています。

この財政破綻の核心には、無謀な管理と利己的な決定の横行というパターンがあります。その最たるものが、韓夫人が韓国清平に建設を強行する「大宮殿」プロジェクトです。これは虚栄の象徴であり、莫大な公的資金を浪費してきました。しかし、このプロジェクトも、より深刻な腐敗の氷山の一角に過ぎません。文博士に対する30件の根拠のない訴訟にも、数千万ドルが無駄に費やされましたが、それらは原則ではなく、狭量さを動機とするものでした。

適性に欠ける腐敗した指導部が権力にしがみつく時、このような事態が起こるのです。いわゆる「ルーシェル派グループ」が手を触れるものが次々と腐敗していくのは決して偶然ではなく、そこでは傲慢さ、無能さ、そして神のみ旨への裏切りが毒々しく混ざり合っているからにほかなりません。対照的に、文顯進博士のみが、運動を未来へ導くために必要な能力、誠実さ、そしてビジョンを一貫して示してきました。

韓国での賄賂スキャンダルの完全な混乱と、完全に否定的なメディアイメージ

4月、家庭連合は韓夫人の第二宮殿のグランドオープニングで絶頂期を迎えていました。しかし、その後わずか1週間足らずで、前大統領とその夫人が家庭連合の幹部から賄賂を受け取ったとされる韓国政府の賄賂スキャンダルが暴露され、韓夫人本人と家庭連合全体が、法的な、またメディアによる破壊的な嵐の渦中に陥りました。韓夫人の下で起きたこの直近の混乱は、日本での家庭連合を公式に崩壊させているスキャンダルよりも、さらに広範で破壊的です。あらゆる形態の韓国メディアは連日、家庭連合の幹部からユン大統領夫人への「見返り」としての賄賂の醜い事実を暴露しています。具体的には、1点あたり約1万ドルの高級シャネルバッグや、今や有名になった6万ドルの高級ネックレスが、カンボジア開発プロジェクトへの政府支援など複数の便宜の見返りとして贈られたとされています。現在までに、政府は韓夫人の元側近で家庭連合のナンバー2だったユン・ヨンホ氏の事務所、自宅、シャネルの本社、韓夫人の個人宝石店の店舗などを家宅捜索しました。さらに火に油を注ぐように、ユン・ヨンホ氏は調査官に対し、賄賂活動の指示はすべて韓夫人自身から出たものだと供述し、事実上「彼女を売り渡した」形となりました。その後、韓夫人と彼女の最側近に対し政府により公式な出国禁止措置が課されました。彼女はキムポ空港から自家用機で韓国を脱出しようとしましたが、この賄賂スキャンダルで「関与が疑われる人物」と指定されたため、出国禁止措置が発令され、出国を拒否されました。検察の焦点は最終的に清平と韓夫人の役割、および彼女の主要な側近であるウォンジュ・マクデビット氏に及ぶでしょう。

家庭連合の指導部は、このスキャンダルが他の国に広まることを恐れて、2025年5月24日に公文を発行し、腐敗スキャンダルの全責任をユン・ヨンホ氏一人に押し付けました。家庭連合の指導部は、これらの行為に対して一切の責任を取ろうとしませんでした。北米地域会長のデミアン・ダンクリー氏は、メンバー全員に対し最も馬鹿げた公式書簡を発行しました。彼は「このスキャンダルには何の根拠もありません……」と述べながら、それについてメンバー同士では議論すらすべきでないと命じました。このような子供じみた無能さは、家庭連合を継続的な崩壊に導いている、不適格で無能、非効率的で無知、正直に言えば絶望的な指導部の本質を如実に示しています。ダンクリー氏が認識できていないのは、検察庁と韓国メディアを通じて、さらに多くの証拠が公に暴露され続ける可能性があることです。非常に破壊的なのは、ユン・ヨンホ氏のコンピュータから押収された5,000ページを超える文書と、韓夫人とその主要な関係者たちに直接関係する録音された通話内容です。これらすべては検察の手にあります。メンバーたちに「心配する必要はない」と伝えるのは、責任放棄を通り越した行為です。韓国検察は、他の国の検察に比べてはるかに強力な捜査権限を持っています。新任の大統領と韓国国会が、本件の捜査のために通常の韓国検察を超える権限を持つ特別検察機関を設立する法律を可決した事実は、韓夫人の現在の状況がどれほど脆弱で危険であるかを示しています。ダンクリー氏が、事情を知らないメンバーに対して公開書簡でこのような主張をしたことは、全く無責任です。

家庭連合は、韓夫人の状況が文師がダンベリー事件で受けた迫害と類似していると主張するでしょう。彼らは類似点を強調しようとするでしょう。しかし、これは事実とは正反対です。文師には何の過失もありませんでした。彼は会計上の誤りに基づいて不当に迫害され、起訴されました。文師の無実のゆえに、数千人の牧師が彼を擁護し、支援しました。同様の脱税の嫌疑を受けた他の多くの人々は、罰金を支払うだけで済みました。文師には故意に違法行為を行う意図はありませんでした。しかし、韓夫人の場合、以下の点を考慮すると、彼女が罪を犯していないと断言するのは困難です: 検察側には、韓夫人がユン氏に不正行為を命じたとするユン氏の証言があります。検察の調査で発見された5,000ページに及ぶ文書証拠と共に、見返り取引の明確な証拠が存在します。この証拠には、韓夫人が家庭連合を支配していることを認めた内容が含まれています。ユン氏は検察に対し、韓夫人は事態を認識した上で指示を出したと述べています。文師のダンベリー事件と韓夫人の予想される起訴は全く比較になりません。

家庭連合と韓夫人自身のメディアイメージは最悪です。日本メディアが繰り返し報じた「一人の韓国人女性(韓夫人)が疲弊した日本人家族に対し宮殿建設のための寄付を強要した」という報道で既にイメージが損なわれている中で、彼女は今や、現職の韓国大統領とその夫人への賄賂を実際に実行させた人物と見なされているのです!今はその位置を失いましたがかつて日本が運動の財政的中心と拠点であったのに対し、韓国は常に精神的中心と拠点と見られてきました。韓夫人の下で、短期間のうちに家庭連合が両方の重要な拠点を失う可能性が現実のものとなっています!

文顯進博士の下で:

韓国史上最大の統一のための連合

家庭連合の運勢が著しく縮小する中、文博士の下にある組織とプロジェクトは、天の恵みにより明らかに繁栄しています!文博士の先見の明に溢れる著書『コリアンドリーム』が、新しい統一韓国のための青写真とビジョンを体系的に提示したことで大成功を収めた後、文博士は韓国史上最大規模の統一のための草の根連合のリーダーとして認められるようになりました!会員と協力者の数は現在数百万人に達し、急速に増加し続けています。(リンク

完全にポジティブなイメージとメディアの報道

運動の古参メンバーたちのほとんどが不可能だと考えていたことを成し遂げた文博士は、一般市民、特に韓国メディアにおいて完全にポジティブなイメージを確立しました。ザ・コリアタイムズ(The Korea Times)を含む複数の主要ニュースメディアが、メディア側の要請による博士の定期的なコラムを掲載しています(リンク)。あらゆるメディアが博士への個人インタビューを継続的に依頼しています。博士の平和と統一に関する国際的な活動を描いた長編ドキュメンタリーも、韓国国内および近隣諸国で複数回上映されています。韓国主流メディアは文博士の活動を徹底的に報道しており、特に韓国統一に関する活動に焦点を当てています。韓国には2つの主要なケーブルニュースチャンネルがあり、その一つが連合ニュース(米国のCNNやフォックスニュースに相当する)です。このような主要メディアが、私たちの運動のポジティブな活動を長文記事として取り上げることは、これまでありませんでした。文博士のカンファレンスや大規模な集会は、印刷メディアと電子メディア双方で常に前向きに広く報道されています。特に昨年、38度線のDMZ(非武装地帯)で開催された大規模な集会は人気を博しました。(リンク)さらに、文博士が「コリアンドリーム」で提唱する統一の枠組みは、韓国政府によって朝鮮半島の統一に関する公式政策として採用されました。また、コリアンドリームの統一アプローチを支援する国際枠組みが、米国、日本、韓国による三者同盟を通じてキャンプ・デービッドで採択されました。

皮肉なことに、あるいは「良いカルマ」の故か、韓夫人と家庭連合に対する否定的なメディア報道の洪水は、文博士のイメージや活動に全く影響を与えていません。これは、すべてのメディア(および一般市民)が、家庭連合と統一教会が過去17年間にわたり文博士とその家族を激しく攻撃してきた事実を十分に認識しているからです。韓国人は、文師の聖和に際し家庭連合がメディアに配布した公式の遺族名簿から文博士とその家族が除外されたこと、および統一教会のメンバーが文博士の父親の葬儀への出席を物理的に妨げたことに特に注目しました。この累積的な効果により、文博士が統一教会、家庭連合、または彼らの犯罪的な事業と何の関係もないことが広く認識されるようになっています。

サンクチュアリ教会のメンバーは、文博士に対する自分たちの思い込みや期待の中に内在する傲慢さを認識する必要があります。ショーン氏とジャスティン氏は、自分たちが破壊した橋を修復する責任があります。彼らは悔い改め、赦しを請う必要があります。現在、文師の真のレガシーを真に継承している唯一の家庭は、文博士の家庭です。

結論

今となっては、どれだけ無知で愚かなメンバーであったとしても、韓夫人の神格に対する誇張された主張や二人の弟の「王位」に対する主張が、馬鹿げているだけでなく、全く不当で、完全に虚偽であることに気づくはずです。たとえ家庭連合の指導部が、文博士とその業績に関するポジティブな情報をメンバーたちから常に遮断し、今でもそうし続けているとしても、P.A.さん、あなたは今の時点で、文博士が天の祝福を受けている一方で、その反対派は祝福を受けていないという事実を理解する上で十分な情報を得られたことと思います。今こそ、その知識を行動に移し、取るべき道を自ら選ぶ時です。私は喜んで、この手紙で述べた立場を実証する訓読会資料を提供しましょう。それを読めば、ショーン氏の主張が真実によって実証されないことを理解することになるでしょう。ショーン氏、韓夫人、その他の主要な指導者たちは、神、文師、そして唯一の後継者として指定されたその息子を裏切った人々です。ショーン氏による文博士に関する主張はすべて虚偽であり、兄を政治的に迫害し排除するための捏造された内容でした。これは長年にわたってメンバーたちに伝えられてきた虚偽だったのです。これはすべてルーシェル派グループによって仕組まれたものです。文師は、ジャスティン氏を統一財団の会長に任命したことはないと明言し、ショーン氏が後継者ではないとも述べました。しかし、腐敗した指導者たちが彼らを庇いました。ジャスティン氏、ショーン氏、韓夫人——彼らは皆、この邪悪な計画を知っており、それに積極的に参加したのです。

P.A.さん、彼らはあなたに嘘をついてきたのです。あなたは「グラディエーター」が最も好きな映画だと言いました; おそらくショーン氏に惹かれたのは、ショーン氏がマキシマスで文博士が邪悪な皇帝だと考えたからでしょう。しかし真実は逆です!簡単に言えば、ショーン氏が神の摂理を裏切ったのです。私達の運動で本当に何が起こっていたのかについて知るべきことはまだ多くありますが、真理を見出すには各人が努力をしなければなりません。

天があなたを真実へと引き続き導いて下さいますように!

神の愛の中で       ハワード・セルフ

 


全文公開PDFについて

P.A.ベルトラミ氏の手紙とハワード氏の公開書簡全文をPDFで添付いたしましたので、印刷して読みたい方はこちらをご活用ください。

P.A.ベルトラミ氏の手紙

Beltrami letter EN

「事実を明確にする」 – 統一運動のメンバーへの公開書簡 –

Setting the Record Straight-Open ltr pdf

 

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