祝福中心家庭としての共同声明文
~ 家庭連合の兄弟姉妹たちへの呼びかけ ~

今、大きな津波が家庭連合を襲っています。私たちは過去にも、数々の苦難を経験してきました。しかしそれが、神の御旨を進めるための苦難であり、人々の無知や偏見、無理解や誤解ゆえに、罪なくして被った迫害であり受難であったなら、その苦難の先には常に天の祝福がありました。お父様のダンベリー収監という悲劇的事件も、それがむしろ、私たちに深い悔改めや信仰を呼び起こしたのは、“無実”のお父様が、神と人類のために十字架を背負われたからであって、違法行為によって社会から咎められるような立場ではなかったからです。

統一運動には、国と世界のために尽くしてきた輝かしい功績がある一方で、道徳的権威を持つべき韓国教会指導部には不正・腐敗の陰が見え隠れし、日本教会においては、無理な献金活動が、長期にわたって個人と家庭を犠牲にさせ、社会的にも問題視されるようになりました。しかし、それでも、過去においては、私たちの努力や精誠が世界の共産化を防ぎ、人々の救いに繋がるのだという信念が失われることはなく、この運動の目指すビジョンや真の父母への信頼が揺らぐことはありませんでした。

しかし、今はどうでしょうか。

日本でも連日教会の問題が報道されていましたが、韓国は更に深刻な状況に至っています。信教の自由を侵害する左派勢力の攻撃などではなく、具体的に請託禁止法違反、政治資金法違反、業務上横領、組織的隠蔽工作の証拠が次々と報道され、もはや一部の指導部の問題ではなく、統一教そのものが犯罪集団とみなされるに至っています。もはや神の摂理を担う役割を果たすことは絶望的な状況と言えるでしょう。

こうした現状において、教会の目指す先のビジョンが見えなくなり、独生女論にも違和感を覚え、本心の疼き、魂の渇きを覚えている方々が数多くおられるのではないでしょうか。そんな兄弟姉妹に向け、またその心に届くよう、同じく暗闇を通過して真実を見出した祝福中心家庭として、私たちの信条を伝えたいと思います。

 

一、天の審判を受ける原因を悟り、過ちを正しましょう!

3年前、日本で教会バッシングが起こって以来、家庭連合は「教会に問題はない」「無理な献金活動もない」「被害者はいない」と言い続けてきました。しかし、私たちはそれが事実でないことを知っています。

教会が言うように、左翼や反対派の問題もあるのでしょう。しかし、今日の事態を引き起こした根本原因は、外的要因以前に、教会本体が神の摂理からも、お父様の願いからも、統一運動の本流からも、大きく外れてしまったことにある、と、私たちは考えています。

平和な世界への道を阻む宗教間の壁を撤廃するため、自ら教会体制を解体し、宗教を越えて神中心の家庭が連合する「超宗教運動」へと向かうことが家庭連合を出帆されたお父様の願いでした。しかし韓国教会の指導者たちは、この方向性を拒み、自らの既得権の維持を願いました。彼らは、お父様の意向に沿って誤った体制を改革しようとする顕進様と敵対し、虚偽報告をもってお父様との間を引き裂き、顕進様を糾弾するに至りました。

当時、私たちの多くは、「顕進様が自らの考え故にお父様に従順屈服できなかったのだ」と思わされました。また、顕進様が教会資産を私有化したのだとも思い込まされました。教会指導部がそうした“偏向報道”を流し続けたからです。しかし、事実が明るみになった時、お父様の基盤を私有化しようとしていたのは教会指導部の側であって、お父様の伝統と遺産を必死に守ろうとしてきた方が顕進様であったことを知りました。

私たちは長らく、教会内の虚偽のナレーションによって、父子協助時代、第3アダムと共に、メシア家庭の使命を二世代に渡って成し遂げる天が公認したアダム格の人物である第4アダムを、第4アダム圏時代の摂理的中心人物を、教会を挙げて迫害し、一斉に石を投げつけ、真の家庭を破壊したのです。復帰歴史の結実である真の家庭を、その基台となるべき私たち祝福家庭が打ったのです。それは、悔いても悔やみ切れない歴史的大罪と言えるでしょう。これこそが、今家庭連合を襲う嵐、天の審判が止まらない霊的・根本的理由であるのです。このことに気付き、これ以上、虚偽情報に流され、罪を重ねるべきではありません!

教会はこれまで、都合の悪い事実に蓋をし、兄弟姉妹の目と耳を塞いできました。しかし、永遠に真実を覆い隠すことなどできません。顕進様の御言に触れ、実体に触れ、その間の歩みに触れたなら、どちらに真実があるかは一目瞭然でしょう。

私たちは兄弟姉妹に真実を語り、過ちを正します。それが真の愛の道であり、今日の現状を打開する唯一の解決策であると信じるからです。

 

二、お母様を愛するのであれば、誤った道から救いましょう!

教会指導部は、「お父様とお母様は一体となっている」と言い続けてきました。これは、お母様の語られる「独生女論」がお父様の教えと“違う”ことに気付けない程愚かで原理が分からないか、一つになっていないことを知りつつ食口に真実を伝えていないか、二つに一つです。少なくとも、教会本部は、お母様の語る独生女論に問題があると気付いています。もし問題がないと考えているなら、「お父様は原罪をもって生まれた」というお母様の御言をも、その通り食口たちに伝えることでしょう。

「食口を混乱させないため」、または「お母様を守るため」に伝えない、という方々もいます。それは本当に食口のため、お母様のためなのでしょうか? 「たとえお母様の教えや信仰観が間違っているとしても、それでも親を支えることが子女の道理だ」と言われる方々にお尋ねします。一体いつ、お父様が原理の基準を、そんなふうに人間的、相対的、横的に教えられたことがあったでしょうか? 原理の縦的基準は「天」にあるはずです。

「お父様に原罪がある、ないなど、どちらでもいいではないか」という方々は、独生女信仰の深刻な問題に気付いていません。

独生女信仰を持つ時、お母様、韓鶴子総裁はもはや、お父様の「対象」ではなく「主体」の位置に自らを置くことで、エバの主管性転倒の過ちを繰り返すこととなり、お父様を信じて侍って来た崇高な生涯が、「自分こそ中心であったのに騙されて生きてきた」という苦労と恨みの人生に変わるのです。つまり、それはお父様との一体化を崩す信仰なのです!なぜ、お父様が絶対手をつけてはならないとされた8大教材教本が教会で語られなくなったのでしょうか。

また、独生女信仰は、神様・お父様(第3アダム)・長子(第4アダム)へと続く三代にかけた継承計画を阻み、ご自分が中心となって「独生女」を信じる「制度化された宗教」の道へと、運動全体を誤導して行くものです。それが現実に起こったのだということは、今や明白なのではないでしょうか。この独生女信仰は神様や霊界のお父様が啓示されたものなどではなく、制度化された宗教の既得権を維持しようとする腐敗した教会指導部の利己心を通して、サタンがお母様に植え付けたものであり、真の家庭を破壊しお父様の勝利圏を根こそぎ奪っていこうとする最悪の信仰なのです。

はっきり申し上げます。今、お母様は“真の母”の位置を離れています。お父様ご自身が、「オモニを私が育ててきました。オモニはいません。文総裁の妻の位置もありません。自分勝手だ、自分勝手!(2012.7.16)」と語られたことを軽く受け止めてはいけません。

お父様が最終父母一体化を宣布したからといってお母様が自動的に完成したことになるのではありません。完成とは、四位基台の図に見る通り、神を中心としている“状態”のことを言い、完成すればそれ以上の成長はなく、完全無欠ですべてを見通す神のような存在になるということではありません。それゆえにお父様は、地上を去る瞬間まで“最後まで”神を中心として歩み切らないといけないと教えられたのです。真の父母にも責任分担5%があり、誤解することもあるのです。メシアはアダム格の人物、人間なのであり、真の父母を神格化する信仰は原理に根差したものではありません。今の韓鶴子女史を“真の母”と信じ盲従すべきではないのです。

私たちは、親を愛さず、憎み糾弾することを「孝」の姿勢だとは思いません。が、親が間違った方向に進んでいることに気付きながらなお、見て見ぬフリをし、ただ従うことを「孝」の姿勢だとも思いません! むしろ韓女史に無批判的に侍り、称え、盲従してしまったことの結果が、今日の事態を引き起こしたのではないでしょうか。

顕進様は、韓女史の在り方を誰よりも危惧し、憂慮され、韓女史が我に返るよう、何度も精誠を立て、祈って来られました。統一運動内部で顕進様に加えられた陰謀・謀略・人格殺人キャンペーンの背後に韓女史がいらっしゃったがゆえに、顕進様は一言も事情を説明されず、沈黙を貫かれ、サンドバックになって祝福を受けた者たちから放たれた矢と槍を一身で受けてこられたのです。

 

三、神の御旨に立ち返り、顕進様と共に歩みましょう!

顕進様が神の御旨やお父様の願いから離れたことは一度もありませんでした。過去、お父様から「責任を下りよ」と言われても退かなかった理由は、お父様の基盤を守ろうとしたからであり、お父様の聖和以降、教会と決別して行かれた理由もまた、お父様が築かれた統一運動の精神と伝統を守ろうとされたからです。

天苑宮建設の2週間少し前に日本では1審で解散命令がくだされ、入宮式の数日後から、統一教スキャンダルが本格的に報道され始めました。韓鶴子女史が出頭を命じられた日は真のお父様聖和13周年の正にその日(2025.9.8)でありました。それはバベルの塔が神の呪いを受け滅んでいく姿と重なって見えるのではないでしょうか。

今、教祖を神格化し、韓鶴子女史の石造を立て、宮殿建設に熱を上げる教会本体の姿と、神の夢に生き、真の家庭の実体をつくり、南北統一の基盤を築いて来られた顕進様の歩みとを照らし合わせてみた時、どこに神の御旨が生き続け、お父様の精神が息づいているのかは、火を見るより明らかでしょう!

顕進様が率いられた8月の南北統一の大会に対しては、このような統一教に対する大バッシングの中でも92のメディアが272の報道記事を掲載しています。保守で最も影響力の強い月刊朝鮮、週刊朝鮮などにも特集記事が掲載され、顕進様の基調講演文はKOREA TIMES、アジアトゥデイが全文掲載しています。顕進様が第4アダムであることを信じられないのであれば、その業そのものが、揺るぎない真実として目の前に示されているのです。

神の御旨とは、名簿を集めて教会から模範家庭の認定を得ることでもなければ、先祖解怨や霊分立のために高額献金を続けることでもありません。お父様の霊界メッセージだと言って霊界にいらっしゃるお父様を今なお利用している暴挙は、天の怒りを買うことでしょう。神の御旨の中心軸は、神を中心とした家庭理想の実現にあり、神の主権を認める国家基盤の確立にあり、神のもとの一家族世界の実現にあるのです。

今、真の家庭の実体がどこにあり、神を中心とした家庭づくり、国づくりの運動を進めているのはどこでしょうか。真の家庭は今なお“生きて”おり、神の御旨も生き続けているのです! 祝福家庭とは“組織人”を言うのではありません。真の父母、真の家庭に接ぎ木された家庭として、神の御旨に生きる家庭を言うのです。

神のみ旨とは創造目的の完成であり、再臨主・お父様の使命はアダム家庭の失敗を復帰して創造目的を完成することです。祝福を受け、拡大された家庭の一員になった者であるならば、腐敗した教会指導部についていくのではなく、カインの子女として、第4アダムである顕進様と共に、韓鶴子女史が誤った道を進むのをやめて悔い改め、再び息子が母の手を握れるように、助けるべきではないでしょうか。

顕進様は、「お父様を裏切った指導部は、お母様をも裏切るだろう」と以前から語られていました。そのことが今や現実のものとなりました。しかし、今年真のお父様聖和13周年の式典において、誰よりも韓女史から迫害されてきた顕進様は、「皆がお母様を捨てても、私はお母様を捨てない。お母様を救う」と涙ながらに語られました。私たちはそこに、真の孝子の姿を見るのです。私たちは真の母の位置を離れたとしても、真の母の位置におられた韓女史を愛するがゆえに、韓女史が独生女信仰というサタンのくびきから解放され、韓女史を救おうとされる顕進様の相対圏に立ち、韓女史を正しくお支えする子女でありたいと思うのです。

神の理想は、教会でも、組織でもなく、神の夢を成そうとする私たち一人ひとりを通して実現します!今一度、暗闇から抜け出し、教会にとどまるようにと偽の船内放送を流す教会組織に従う教会人ではない、真の家庭に繋がった祝福中心家庭として、神の御旨のもとに結集しましょう!

2025年 9月 20日

池端清俊、池端孝子、井上健一、岩田恒夫、岩田弥寿子、浦山奈美代、大内一寿、大内静枝、大塚義之、大根博明、大根妙子、小幡道男、廉澤博宣、門林祥宏、門林充子、神谷明宏、川久保政俊、川久保真紀子、河野郷美、木島豊、木島温子、久保田孝子、小島みのり、後藤信夫、後藤貴志代、近藤國成、権藤喜樹、齊藤誠一、榊原久子、櫻井節子、櫻井正上、櫻井正実、パクヨンシム、櫻井裕貴、笹田俊明、笹田信子、佐藤久美子、佐藤美鶴、佐藤恩周、佐野春美、島津良太郎、島津智美、嶋正宏、関口英子、高橋尚子、髙橋ひとみ、滝川洋子、田島隆茂、田島恵美子、田代旗砂史、田代葉子、舘野守夫、舘野恵、田内紀久子、田中辰彦、田中美知子、塚田敦、塚田正子、塚本奈愛、遠西いく子、外海賢治、外海真紀、富川豊、中島香代子、中島弘徳、中瀬章、永田文子、西岡恵美子、濱田睦子、東森教、東森光子、平岩光恵、福士隆弘、福士みはる、福田正良、福田美智子、藤井宏一郎、藤原忠己、藤原昌子、船橋あきよ、MasakoPerea、前田寿治、前田ルビローサ、前野幸義、松嵜葉子、松本孝三、松本里枝、万代佳樹、御手洗充子、宗末博文、村上明、薬師寺富代、安田恵美、山内博幹、山内千恵、山本宏、和田航成、和田麻実、和田昊橙、和田興飛

9月27日まで 100名(実名) 他81名 合計181名

 

■今からでも共同声明文に同意いただける方は、下記リンクから氏名をご記入ください。
引き続き、共に声を合わせてくださる方々を募集しています。

※現在の社会的状況ゆえに、実名を出されたくない方は「ネット掲載を許可しない」を選べます。その場合、人数にはカウントされますが、実名は公開されません。

👉 共同声明に同意する
https://forms.gle/oqs3CeUSPyoJWshV6

カテゴリー: 声明書

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