2025年7月1日
ハワード・セルフ氏の回答
(この議論に初めて参加される方へ:以下は、P.A.ベルトラミ氏から文顯進博士宛てに送られた手紙をきっかけに始まった対話の続きです。P.A.氏とハワード・セルフ氏の間で交わされた、統一運動の分裂に関連する重要な問題についての対話は、以下に続きます。この公開対話が、統一運動のすべてのメンバーと友人にとって有益なものとなることを願っています。)
P.A.さん
早速の回答をいただき、ありがとうございます。正直に言いますと、あなたの回答は重要な点で役立ちました。それは、文亨進氏(7男。以後ショーン氏)と文國進氏(四男。以後ジャスティン氏)がでっち上げた虚偽の物語を公の場で暴露し、その後、虚偽を正す機会を提供してくれたからです。その虚偽の物語を、残念ながら、あなたは丸ごと信じ込んでいたようです。
はじめに
まず、あなたが植え付けようとしたあなたのイメージを正しましょう。あなたは「偏らない立場の人」ではありません。あなたの手紙を少しでも注意深く読めば、あなたがそのような人物ではないことは明白にわかります。あなたはサンクチュアリ教会の熱心な信者であり、あなたの私への返信がその証拠です。あなたの文顯進博士(この手紙ではHJN とする)への最初の手紙では、あなたは中立性と善意を装い、彼を「顯進ニム」という敬称で呼ぶことまでしました。しかし、私への返信では、あなたの本性が露わになっています。あなたは敬称を省略し、尊敬の念を皮肉と見え透いた敵意に置き換えました。あなたの二枚舌は驚くほどです。文博士に何かを求めるときは「顯進ニム」と呼びながら、私とのやり取りでは敬称を軽蔑的に省略するのです。明らかに、この計算された不敬は、偏らない立場ではなく、偽善を露呈しています。
あなたが兄弟間の仲裁者や調停者としての役割を果たせるという考えは、あなたの明らかな偏向を考慮すれば笑止千万です。あなたの手紙は、自分でも根本的に誤って理解している状況を仲裁しようとし、あたかも霊的に特別な使命を帯びた存在であるかのように振る舞う、自己陶酔と誇大意識感に満ちています。あなたは客観的ではありません。中立ではありません。あなたはサンクチュアリ教会の歪曲された主張をそのまま信じ込んでいます。そのストーリーはショーン氏とジャスティン氏によって作り上げられ、維持されているものです。
HJNの家族内の問題について権威を主張するあなたの姿がいかに滑稽に見えるか理解していますか?これらの出来事の中心にいたHJNと、サンクチュアリ教会の言い分をそのまま繰り返すだけの、遠くから見ているだけのあなたとでは、どちらがより深い知識を持っているでしょうか?真の家庭に深く関わる出来事に対する自分の理解の優位性を主張する態度は、馬鹿げています。
信頼と敬意は、真の仲裁者にとって不可欠な条件です。あなたは自らの言動によって、その両方を失っています。
あなたが具体的な主張をした以上、明確に回答しましょう。まず、HJNが真のお父様との面会を拒否したという、あなたの事実をねじ曲げた主張から始めます。
問題1:お父様に会おうとしなかったという主張
P.A.さん、あなたは私がある物語を信じていると非難していますが、自分自身はどうでしょうか? あなたは15年以上にわたり、ショーン氏とジャスティン氏から吹き込まれた物語を疑うことなく信じ続けてきたことを考えたことがありますか?「タンゴを踊るには二人が必要」と言われますが、あなたはまるで自分のリーダーたちから教え込まれた一方的な物語だけが正しいかのように振る舞っています。ですから、ここで私は、ショーン氏、ジャスティン氏、そして韓夫人が、どれだけ必死になってお父様とHJNの面会を阻止しようとしたのか、もう一方の物語について説明しましょう。UCの指導者たちは、いわゆる束草(ソクチョ)事件を引き合いに出し、HJNがお父様との面会を拒んだと主張しています。
HSA-UWC USA理事会事件
束草事件の前提として使われたのは、アメリカにおけるHSA-UWC理事会の掌握をめぐる出来事でした。
ショーン氏、ジャスティン氏、そして韓夫人によって、文仁進氏は米国統一運動の「総会長」という実在しない役職に任命されました。そして、HJNがすでにお父様から世界的な使命を与えられ、特に米国を担当するように任命されていたにもかかわらず、HJNの監督下で働くことを拒否しました。
お父様は繰り返し、米国を任されているのは仁進氏ではなくHJNであると明言していましたが、当時のFFWPUの責任者(ショーン氏)はその内容の公文を発表することを拒みました。お父様が仁進氏はHJNの下で働く名目上の祝司長にすぎないと明確に語った音声記録もあります。しかし、その時点でショーン氏、ジャスティン氏、韓夫人、UC指導部はお父様の命令を無視し、その発言をメンバーに知らせませんでした。
お父様が確立した指揮系統を受け入れる代わりに、仁進氏はショーン氏、ジャスティン氏、UC指導部の支援を受けて、一方的な決定を下し始めました。最初の措置は、HSA-UWC USA理事会の法的変更でした。そう、彼らは法的支配を確立するための最初の法的措置を講じたのです。
彼らは理事会のメンバーを入れ替え、仁進氏の側近を多数加える一方、お父様とHJNに忠実な人物を排除しました。この状況は、米国大陸会長夫妻によってお父様に報告されました。それを受けて、お父様はHSA USAの元の理事会を再任するよう命じました。そしてその実行をHJNに指示され、HJNはその通りに行動しました。
しかし、不誠実で策略的な指導者たちは、お父様が指示された理事会の変更を逆手に取り、高齢のお父様を意図的に誤解させ、混乱させました。彼らはHJNが、お父様の許可なしに理事会を勝手に変更したと嘘をついたのです。この歪んだ嘘こそが、束草事件のきっかけとなったのです。
彼らは作られた怒りを装い、お父様のもとへ駆け込み、HJNを攻撃者として訴えました。
束草(ソクチョ)事件
束草で実際に何が起こったのか、はっきりさせましょう。この事件は、ショーン氏、ジャスティン氏、UC指導部により、HJNがお父様に不従順だった「証拠」として繰り返し利用されてきました。しかし現実ははるかに悪質なものでした。これはお父様が間もなく聖和されることを見込んだ上で、HJNの地位と権威を奪うために仕組まれた、霊的かつ政治的な奇襲攻撃だったのです。
彼らは米国でのHSA-UWC理事会問題におけるHJNの役割に関して、お父様に意図的に虚偽の報告を行いました。さらに、HJNの動機を「反抗的である」と歪めて伝えたのです。そのうえで、あたかもお父様との会見であるかのように見せかけて、HJNを束草に呼び出しました。HJNが到着したとき、現地ではすでに舞台が整えられており、孝進ニムの名を使った偽の霊界メッセージまで用意されていました。
そうです、彼らは亡くなった兄、孝進ニムの名を持ち出し、お父様が霊界メッセージに耳を傾ける傾向を利用して、お父様の口を使ってHJNを非難させたのです。その間、カメラが回され、メンバーが見守っていました。すべては、最大限の影響力と屈辱、そして宣伝効果を狙って綿密に仕組まれたものでした。
HJNは、韓夫人、ショーン氏、ジャスティン氏が率いるこの不道徳な陰謀グループにとって最大の脅威でした。彼らは、お父様がHJNの後継者としての立場を見直し始めているかのような印象を作り出すために、あらゆる荒唐無稽な策を講じたのです。
束草では、お父様に対して、作為的に作られた組織図が示されました。その図ではHJNがショーン氏とジャスティン氏の下に置かれ、お父様が亡くなった後には、韓夫人が最高権威となるように位置づけられていました。彼らはこれが霊界からのメッセージだと主張し、梁昌植氏にそれを読み上げさせました。束草での出来事は、実質的には政治的に仕組まれた懲罰にすぎませんでした。それは、真の後継者を決定するものではなかったのです。
お父様は、何が本当に起きていたのかを見抜ける状況にはありませんでした。周囲の妻や弟たち、UC幹部たちからの偽の情報に取り囲まれていたのです。その結果、お父様は誤解し、虚偽の情報を信じ、感情的に操作された状態で、HJNを公然と非難されました。これこそが束草事件の本質でした。弁明の機会すらない見せしめ裁判であり、HJNの正当性を運動の前で奪うための仕組まれた演出だったのです。
とはいえ、お父様からの叱責は、HJNにとって初めてのことではありませんでした。束草での出来事が初めてのことではなかったのです。
P.A.さん、HJNは、2008年に統一運動が最高潮に達するまでの10年間、同様のレベルの厳しい叱責をお父様から何度も受けてきました。それは、UC指導者たちが虚偽の情報をお父様に伝えていたことが原因でした。しかし通常、お父様は3年以内に、HJNを叱責した同じことについてその判断を180度覆しました。今回もそうなるはずでした。これは記録に残っています。調べれば、お父様がいつも3年以内に判断を覆していたことがわかるでしょう。
人間であり、神ではない
一つ明確にしておきましょう。統一原理では、メシヤとはアダム格の人物であると説明されています。原理が教えてくれるように、メシヤ的な人物は堕落とは無関係であるということです。メシヤは人間であり、神ではありません。
お父様をよく知る人であれば誰でも、お父様が新しい情報に基づいて決定を撤回したり、誤解に気づいて決定を撤回したりしたことが数え切れないほどあったことを知っています。
特にHJNの場合、先ほども述べたように、お父様がHJNの決定を叱責されたことは何度もありました。しかし後になって、その決定が最善のものであったと気づき、彼を認めて抱きしめられたこともまた、何度もあったのです。それは繰り返し起こりました。それがHJNの経験してきたものでした。
束草事件も同様の方向に進んでいました。HJNは何も間違っていませんでしたが、ショーン氏とジャスティン氏率いるUCのリーダーたちは危機をでっち上げ、お父様の感情を操作し、HJNを悪者に仕立てました。そしてお父様がその誤った情報に基づいて行動されると、彼らはそれを一気に訴訟、プレスリリース、全面戦争へと持ち込みました。あなたはお父様に誤りがなかったと言いますか?いいえ。お父様は蛇に囲まれていたかのような状況に置かれていたのです。そして最も悲しいことは、彼らの行動が単なる操作にとどまらなかったことです。彼らはHJNを盗難や横領で虚偽に告発し、その上にさらなる嘘と偽造文書を重ねていったのです。
また、お父様は政治的な事柄に関しては意見を変えたり、揺らぐこともありましたが、原理に関しては一貫しておられました。お父様がHJN を、神の本然の家庭におけるアベルの失敗を復帰するために選ばれた息子として認めておられたことは明らかです。さらに、アダム家庭 2 世代の失敗を復帰する摂理的使命において、三大王権における「父子協助」時代に、自分と一緒に働く息子としてHJNを見ておられたということです。その事実を無視すれば、1990年代後半から2000年代前半にかけての統一運動における摂理的発展を否定することになります。P.A. さんはこの事実を見落としていたのかもしれませんが、それは紛れもない事実です。
HJNは、過去に度重なる過酷で不当な叱責に耐えてきましたが、真の後継者としての摂理的な地位と、第4アダムとしての役割は決して変わることはありませんでした。
P.A.さん、あなたは自分がどれほど嘘をつかれたかを理解する必要があります。束草でHJNに対してお父様が発した言葉は、世界平和財団から退くようにというものでした。これは摂理的な指示ではなく、ショーン氏らによる政治的策略に反応して出た一時的な言葉にすぎませんでした。何らかの挑発がなければ、お父様はそのようなことをおっしゃるはずがありませんが、彼らの馬鹿げた発言に反応して、お父様はHJNに世界平和財団を1年間休むよう求められたのです。しかし、ショーン氏、ジャスティン氏、韓夫人、UCの指導者たちは世界平和財団には全く関心はありませんでした。彼らは資産を狙っていたため、メンバーたちに「お父様はHJNにUCIから退くよう命じた」と嘘をついたのです。実際にはお父様は束草でHJNに「UCIから退くように」と命じた事実は一切ありません。彼らはお父様の言葉を歪曲し、2011年5月にUCI訴訟を起こすための口実にしたのです。分裂の時期にUCがあれほどもろく崩壊した理由は、それが嘘の上にさらに嘘を重ねて築かれた組織だったからです。
P.A.さん、統一教会の指導部とメンバーの失敗に対する蕩減の重荷を、お父様とHJNが背負われたことは、歴史的な事実なのです。
このことの本当の意味を理解する必要があります。HJNは、これらのカイン型の指導者たちの失敗のために、懲罰と公の恥辱を彼らの代わりに背負ったのです。お父様の視点からすれば、先天時代には、カインの失敗に対し、アベルが責任を負わなければなりませんでした。たとえアベルに何の落ち度がなかったとしてもです。しかし、2006年6月の天正宮入宮式と、後天時代の到来とともに、この状況は一変しました。お父様は、正午定着の時代においては、誰もが自らの功績の有無に基づいて天の前に立たねばならないと明言されました。この時代においては、個人の摂理的責任こそが霊的立場を決定づける核心なのです。
これは、HJNがお父様から叱責を受けたのは、彼が有罪だったからではなく、アベルの立場に立っていたからだったのです。お父様はカインの立場にある者たちには過度なまでの恵みと愛を注がれ、責任を追及することはしませんでした。しかしアベルに対しては、より高い基準を求められました。だからこそ、HJNは潔白であっても、その重荷を引き受けたのです。彼はお父様の心情と、その摂理的基準の重みを理解していました。そして、全体のためにその苦しみを受け入れたのです。それこそが、孝行息子の心情なのです。
HJNは、運動を率いた10年間、このような待遇に耐えてきました。しかし、問題であり悲劇だったのは、ショーン氏、ジャスティン氏、韓夫人、そして感謝すべき立場にあったUCの指導者たちが、この基準を悪用したことです。彼らは、それを責任を果たし続けた唯一の息子を弱体化させる機会と見なしました。お父様に虚偽の報告を流し、カインに向けられた愛を利用し、HJNに対する期待を操作して彼を貶めようとしたのです。束草も例外ではありませんでした。それは、裏切りという長い劇の一幕にすぎなかったのです。
しかしお父様ご自身は、そのような嘘と欺瞞の時代が長く続くことはないと予見しておられました。2006年の天正宮入宮式において、お父様は明確に宣言されました。何ひとつ隠すことのできない「正午定着」の時代が来ると。もはや影も秘密も存在せず、天の御前で完全な責任を問われる時代が到来したのです。お父様とHJNが他者の罪を黙々と背負ってきた時代は終わりました。そして告発者を含むすべての人が、天の御前で自らの責任によって裁かれる時を迎えているのです。
HJNがラスベガスにお父様に会うために向かう
束草事件の後、お父様はHJNとラスベガスで会いたいと望まれました。なぜなら、お父様は、自分が誤った情報に基づいて判断してしまったことに気づき、束草での決断が重大な過ちであったと悟られたからです。
HJNはその連絡を受け、どうしたでしょうか?すぐにモンタナからラスベガスまで14時間かけて車を走らせました。しかし到着した彼に告げられたのは、「白紙の用紙に署名しなければ、お父様に会わせない」という信じがたい要求でした。それがどれほど不当な要求であったか、おわかりでしょうか?白紙に署名させることは、最も卑劣な、人を操る手法の一つです。これは法的な罠(極めて単純でありながら危険)であり、将来のいかなる文書や契約にも不正に従わせる法的権限を得て、HJNを無制限の虚偽責任や法的罠にさらすものだったのです。
自分の父親に会うための条件として、訴訟や脅迫の脅威にさらしながらそのような不当な要求を突きつけることは、単に倫理に反するだけでなく、非道で恥知らずな行為です。誰がそんなことをするのでしょうか?父子という神聖な関係を、政治的な目的のために利用するような人間とは、いったいどのような人物なのでしょうか?
その時点でHJNは、もしその書類に署名した場合、UCの指導部がそれを躊躇なく利用するだろうことを知っていました。しかし、ショーン氏とジャスティン氏はこの事実をあなたに伝えていません。ただ、お父様が会いたがっていたのに、HJNは会いに行かなかったと言い、HJNを親不孝者だと非難しただけです。父親の愛を、ゆがんだ権力争いの駒として使うような人間が、いったい誰なのでしょうか?それこそ、彼らの本性を如実に示すものであり、またHJNとお父様を引き離そうとする彼らの必死の姿勢を物語っているのです。
病院での事件
P.A.さん、あなたがHJNは「お父様に会うことを拒否した」と主張することは、まったくの事実無根であり、非常に侮辱的です。あなたは彼が孝行息子ではないと主張しようとしています。しかし真実を言わせてください。彼はお父様に会うためにできる限りのことをしました。そして、それを妨げようとしたのは、あなたが信頼しているショーン氏とジャスティン氏だったのです。あなたは、HJNが物理的にお父様の葬儀への参列を阻止され、彼の家族が遺族リストから除外されたという話を聞いたかもしれません。HJNはお父様の逝去後にも面会を望みましたが、彼らはそれすらも許しませんでした。そして今あなたも分かるように、「HJNが会おうとしなかった」とメンバーに偽って伝えた人物たちは、まさにお父様が生きておられた間、HJNの面会を妨げ続けていたのと同じ人々だったのです。
UCの指導部は、2012年にお父様が重篤な状態で入院された際、HJNにそのことを一切伝えませんでした。HJNは、お父様が入院していたソウル聖マリア病院のすぐ向かいのホテルで、朝鮮半島の統一に関する国際NGOの行事を主催していました。それにもかかわらず、HJNが「何か異常が起きているらしい」と知ることができたのは、非公式なルートを通じてだけでした。それほどまでに、二人の兄弟の主導のもとにあったUC指導部は、HJNを徹底的に蚊帳の外に置こうとしていたのです。
お父様が確かに病院に入院されていることを確認すると、HJNはすぐに病院に向かいました。お父様の主治医と面会し、ICUへの訪問許可を直接得て、3年ぶりに静かなプライベートの時間をお父様と過ごすことができました。しかしその数分後、ショーン氏とジャスティン氏が乱入して騒ぎを起こし、HJNに退出を強要しました。彼らは、HJNがお父様の死の床で再会したいのであれば、まず韓夫人と面会すべきだと主張しました。しかもその韓夫人を、後にこの2人は恥知らずにも「バビロンの淫婦」と呼ぶようになります。HJNは、重篤なお父様の前でこれ以上混乱が生じることを望まず、静かにその場を去りました。
しかし、事態はそれだけでは終わりませんでした。国際NGOのイベントを成功させた後、HJNは再びお父様に会おうとしました。ところが今回は、UCの指導者たちがその行動をさらにエスカレートさせたのです。彼らは、HJNが病院に現れた際に騒ぎを起こさせるため、暴漢を雇い、HJNが病院に立ち入ることを防ぐために法的手段にまで訴えました。ショーン氏とジャスティン氏は、HJNが宿泊していたホテルにメンバーを張り付け、彼の行動を監視するよう命じました。これはお父様をメディアから守るためではありません。ただ一つ、息子をお父様に会わせないための行動だったのです。
ですから、P.A.さん、都合のいい歴史の書き換えはやめてください。HJNは決して、お父様に会うことを拒んだわけではありません。彼は、お父様とわずかでも時間を過ごすために、嘘、障害、法的な威圧やあからさまな脅しといったあらゆる妨害を乗り越えて戦ったのです。それにもかかわらず、彼の面会を妨げた張本人たち(ショーン氏、ジャスティン氏、そしてその共謀者たち)が、彼を不孝者と非難するとは、これほどの厚顔無恥があるでしょうか?それは単なる不誠実ではなく、純粋な悪です。
法的脅迫
あなたは客観性を口にしますが、彼らが作り上げた「脅迫、強制、そして法的闘争」を通じた環境を完全に無視しています。すべてはHJNを孤立させ、悪者に仕立て上げるために仕組まれたものでした。その法的脅迫がどれほど現実的だったか、あなたは想像もつかないでしょう。それは仮定の話ではなく、朱東文、ピーター・キムらUCリーダーやジャスティン氏が、韓夫人の全面的な支援を受けて、周到に構築した現実の戦略だったのです。
UCIの訴訟記録を確認してみてください。すべては公開文書として明らかになっています。証言記録、内部メモ、真の父母様によって「承認された」とされる「公文」——そのほとんどは明白な嘘と虚偽の物語で埋め尽くされており、いずれもお父様の知らぬところで、韓夫人の明確な許可と保護のもとに作成されたものです。韓夫人自身も、真の父母の祝福を得たとされるこれらの文書(たとえば2009年にショーン氏が家庭連合を「統一教」と改称した際の文書など)のほとんどが、お父様の目に触れることなく作成されたことを認めています。しかし、それらの文書は、3大陸にわたる約30件の訴訟を正当化する根拠として使用されました。これらの訴訟はいずれも、HJNとその関係者を破壊する目的で提起されたものです。これらの多くはP.A.さん、あなたのようなメンバー(政治的都合のために宣誓の下で嘘をつくよう指示された人々)の偽証に基づいて組み立てられたのです。それでもなお、あなたはこれらすべてを単なる「弁解」だと片付けるほど厚かましいのですか?
あなたは仲裁者になりたいと主張しながら、分裂の原因となった核心的な問題を軽視するか、無視しています。一体いつになったら、ショーン氏とジャスティン氏に責任を取らせようとするのですか?いつになったら、彼らをきちんと問責するのですか?
重要なポイントは、ショーン氏とジャスティン氏が法的脅迫を効果的に用いて、HJNがお父様に会うことを阻止したという事実にあります。UCI訴訟において、DC裁判所はHJN個人に対して、5億ドル超の損害賠償を命じる判決を下しました。たった一人に対して、5億ドルです。その判決は最終的に覆されたものの、それがいかに現実味のある法的脅迫だったかを示しています。
そこで、あなたに問います。いつから統一教会は、真の家庭の一員を脅迫し、迫害することが許されるようになったのですか?私たちの運動の歴史において、真の家庭の一員に対して訴訟の脅威をちらつかせることが、いつ認められるようになったのでしょうか?お父様の息子の名前、名誉、そして神聖な地位を貶めることを唯一の目的とした教会全体での行事を開催することが、いつから許されるようになったのでしょうか?HJNが教会施設に入ることを禁止し、さらにひどいことに、信徒が彼や彼に関係する人物と話すことすら禁じられるようになり、それがいつから「許される」ことになったのでしょうか?
運動が、自由な対話を罰し、盲目的な服従を強要する警察機関へと変質したのは、いつからだったのでしょうか?はっきりさせておきましょう。彼らがそうしたのは、真実を守るためではありません。真実を恐れていたからです。彼らは、メンバーがHJNから直接話を聞く機会を得たり、自らの目で見て、自らの心で判断する機会を得れば、自分たちが織り上げた嘘の網が崩れてしまうことをわかっていたのです。だからこそ、彼らは強制、検閲、精神的な脅迫に頼ったのです。彼らの嘘は検証に耐えられないものでした。だからこそ、嘘を暴く可能性のあるものはすべて黙らせようとしたのです。そして、それがHJNをキャンペーンの唯一の標的とした理由です。なぜなら、HJNこそが、彼らがコントロールできない唯一の人物であり、最も恐れる人物だったからです。
そして今、それをすべて知った上で、あなたはまだHJNを「資産を盗んだ」と軽々しく非難するのですか?いいでしょう。ではその嘘について次に話し合いましょう。
問題2:資産を盗む
お父様はHJNに運動の全ての事業を任せた
P.A.さん、あなたがHJNが「資産を盗んだ」と主張するのは、馬鹿げているだけでなく不誠実です。既に任されているものを、どうやって「盗む」のでしょうか?アダム格の人物として、お父様の後継者として、そしてお父様から運動全体を引き継ぐよう直接委ねられた者として、HJNが運動の資産を「盗む」などということは、そもそも成立しません。それらの資産は、神の摂理のために、彼自身が用いるべきものだったのです。
2006年当時、ジャスティン氏、韓夫人、ピーター・キム、朱東文といった複数のトップリーダーたちは、お父様がHJNにすべての事業を委ねるよう指示されたにもかかわらず、その指示に従いませんでした。そして、あなたがそれを知らないのは、彼らがあなたに嘘をついてきたからです。
2006年4月、ジャスティン氏がパークワン(Parc 1)プロジェクトを乗っ取ろうと一連の異常な動きを見せた後、お父様はイーストガーデンで会議を開かれました。お父様は、ジャスティン氏によるプロジェクトへの介入に激怒されていました。HJN、ジャスティン氏、韓夫人、ピーター・キムが参加したその私的な会議で、お父様はジャスティン氏に対して「運動内のいかなる組織にも関与するな」と命じ、HJNに従うよう指示しました。そしてHJNには「すべてを統括せよ」と明確に命じられたのです。これは、ショーン氏やジャスティン氏があなたに決して語ってこなかった事実の一つです。ピーター・キムもそこにいました。韓夫人もその場にいました。しかし、彼らはすでにお父様の言葉を無視していたのです。
P.A.さん、あなたは手紙の中で「自分はお父様の言葉のみに従い、それ以外のものには従わない」と述べています。私は、まさにお父様がその場で語られた内容をあなたに伝えているのです。しかし、あなたはお父様がこの重要な指示を出した事実を無視するでしょう。なぜなら、それはあなたがサンクチュアリの盲目的な追従者として維持している立場にとって都合が悪いからです。
2006年のその会議で、お父様はHJNに、運動全体のグローバル資産を一つに統合し、HJNが監督する「国際財団」を設立するよう命じました。ですから、私は再び問います。お父様が1998年にHJNを「第4アダム」として宣言し、韓夫人、ジャスティン氏、ピーター・キムを証人として運動の全資産をHJNに委ねたのに、どうしてHJNが「それを盗んだ」と言えるのでしょうか?あなたはお父様の言葉だけに従うと言いました。これこそがお父様の明確な摂理的指示でした。お父様に従わなかったのは、一体誰だったのでしょうか?
会議の後、お父様はピーター・キムに対し、すぐに郭牧師を連れてくるよう命じられました。郭牧師自身がお父様の指示を聞き、それを他の指導者に伝え、すべての統一運動の指導者とメンバーに報告するように、とのご意向でした。しかし、ピーター・キムと韓夫人はお父様の言葉に従いませんでした。韓夫人はピーター・キムに郭牧師を連れてくるなと命じたのです。その夜、韓夫人はHJNの部屋を訪れ、私的に懇願し、ジャスティン氏を統一財団の責任者に任命してほしいと強く求めました。HJNはこれが自分の母親だからという理由で、やむを得ず承諾しました。HJNは、それが実の母であることから、やむを得ず譲歩しました。彼は、いくつかの条件を守ることを前提に、統一財団の理事長職をジャスティン氏に譲ると述べました。その条件とは以下の3つです。1.家族内の愛の秩序(兄弟や父子の関係)を保つこと。2. ジャスティン氏がパークワンプロジェクトに干渉しないこと。3. お父様の指示に従い、HJNが設立する「国際財団」のもとで、(統一財団を含む)運動のすべての事業を一元化すること。韓夫人はこれらの条件に同意しました。しかし、彼女もジャスティン氏も、その約束を守るつもりはありませんでした。彼らはすべてを破棄しました。そして、その後の経緯は、歴史が物語っている通りです。私が聞いたところによると、HJNは今日に至るまで、あの夜に人間的な弱さから韓夫人に譲歩したことを、自身の人生で最大の過ちの一つと受け止めているそうです。このエピソードは、組織の中で誰が権力や地位に執着していたかをはっきりと示しています。HJNはそれらに執着していませんでした。執着していたのは、彼らの側だったのです。
その後まもなく、ジャスティン氏はショーン氏、韓夫人、その他の指導者と共にプロジェクトと組織の主導権を奪回するため、訴訟の準備に動き始めました。
パークワンと「スイス口座」に関する誹謗中傷
あなたはパークワンについて言及しました。予想通りです。サンクチュアリ教会が関心を示しているのは、金、地位、そして権力だけのように見えるからです。私はこの返信でパークワンについては一切触れていませんでしたが、あなたはサンクチュアリ教会の主張をそのまま繰り返し、「巨大な建物」だの「スイス口座に資金を隠す」だのと持ち出してきました。まるでそれが何か重要であるかのように。一方で、私が述べたHJNの国際的な活動や、韓国統一に向けた歴史的な取り組みについては、まったく無視しています。結局、あなたの関心があるのは、不動産とスイス銀行の話だけなのです。それがすべてを物語っています。
ではその「巨大な建物」について話しましょう。パークワンは、韓国の銀行によるプロジェクトファイナンスのみで資金調達されたものであり、統一教会からは1ドルたりとも提供されていません。実際、統一教会による妨害にもかかわらず、プロジェクトは継続されました。ジャスティン氏は統一財団の支配権を握った後、このプロジェクトを法的に強引に潰そうとしました。しかし彼はあらゆる段階で敗訴し、最終的には韓国の最高裁にまで訴えました。それでも失敗したのはなぜか?――それは、このプロジェクトに一切の不正がなかったからです。
あなたは「教会から奪われたお金」という言葉を安易に使っていますが、それが何を意味しているのか、まったく理解していないことは明らかです。統一教会から1ドルたりとも資金提供されておらず、担保としても用いられていません。なぜなら、その土地の法的所有者である統一教財団自体が、プロジェクトに敵対的な立場をとっていたからです。それでも、プロジェクト関係者たちは韓国の銀行から天文学的な資金調達に成功しました。韓国史上最も成功したプロジェクトファイナンス事例として高く評価されています。韓国の財界人は皆これを知っています。韓国国民も知っています。それにもかかわらず、あなたはサンクチュアリ教会という空想の世界に浸ったまま、この驚くべき金融的成果を中傷キャンペーンに変えようとするのですか?それは、まさに恥ずべき行為です。
UCI
HJNがUCIを保護したのは、それが陰謀グループによって乗っ取られていなかった唯一の組織だったからです。彼らは他のあらゆる組織を奪いました。そして、UCIはあなたのようなメンバーが信じ込まされていたような組織ではありませんでした。当時のUCIは、朱東文氏と朴普煕氏の時代、旧経営陣のもとで日本からの公的資金に依存し、年間1億ドルもの補助金を受け取っていた赤字続きの団体でした。
HJNがUCIを単に存続させただけでなく、成功へと導いた事実は、「何かを盗んだ」という主張とはまったく無関係です。2009年、ジャスティン氏はHJNのUCI経営が破綻するのを待って、それをお父様に報告するため、UCジャパンからのUCIへのすべての資金提供を停止させたという事実をあなたは理解しなければなりません。しかし、そのような不利な状況下でも、HJNは状況を逆転させたのです。
これこそが、あなたの上司たちが必死に隠している事実です。HJNはUCIが年間$1億ドルの資金を受け取らなくなったことで、統一運動、特に日本を数億ドルの損失から救いました。1億ドル × 16年分の金額です。ですから、HJNが「盗んだ」と主張する時、その言葉の意味をもう一度考えてみてください。本当の盗人は誰だったのか?日本から彼らに流れていった莫大な資金は、実際どのように使われていたのでしょうか?当時の責任者はショーン氏とジャスティン氏です。彼らは、その資金がどのカジノや秘密口座に消えていったか、知っているはずです。
UCI訴訟:すべて嘘の上に築かれている
現在14年目に突入したUCI訴訟は、ショーン氏、ジャスティン氏、韓夫人、およびUC指導部の偽りの物語に基づいて構築されました。そして今や、世俗の裁判官さえも彼らが嘘をついていたことを認めています。
この訴訟はショーン氏とジャスティン氏によって始められ、統一運動の分裂を決定的なものとしました。その点は誤って理解してはいけません。最終的には、HJNが勝利するでしょう。他の多くの訴訟と同様です。裁判所も次第に、UCによってどれほど欺かれてきたかを理解しつつあるのです。
UCI訴訟は、HJNを騙し、お父様の判断を操作し、あなたのような信徒を欺いてきた彼らの一連の裏切りと乗っ取りの、極めて悪質な最終段階に過ぎません。そしてあなたは、その嘘をオウムのように繰り返しながら、自分はあたかも中立的な代弁者であるかのように装うのですか?自分を偽るのはやめてください。この15年間、あなたが耳にし、受け入れてきたことは、あの二人の兄弟が作り上げた歪曲された情報だけです。そしてあなたは一度たりとも、それを疑おうとしませんでした。
あなたはそれを「盗み」と呼びますか?いいえ。本当の「盗み」は、ショーン氏とジャスティン氏が偽りの名目で運動の機関を乗っ取り、それを実の兄に対して武器として用いた時に起こったのです。しかし先ほども申し上げた通り、タンゴを踊るには二人必要です。物語には必ず両面があるのです。もし、あなたが信じてきたショーン氏とジャスティン氏の話が嘘だったとしたら、真実を語っているのは誰なのでしょうか?
ジャスティン氏が統一教財団の責任者であったことはない
そして、ジャスティン氏が語った最大の虚偽の一つについて触れておきましょう。それは、彼がお父様によって正式に統一教財団の責任者として任命されたという主張です。先ほど私は、それが事実ではなく、むしろ真逆のことが起きていたと明らかにしました。お父様はジャスティン氏を追い出そうとしていましたが、韓夫人がHJNに譲歩を求め、それによって彼がその地位を得ることを許したのです。とはいえ、あなたは私の言葉を信じたくないかもしれません。私の言葉だけでは説得力がないと思われるなら、当時の証言者の言葉を聞いてください。
2011年、ショーン氏とジャスティン氏が「統一教」を率いていた頃、お父様はヨーロッパを巡回されました。その巡回中、お父様には通訳者が付き添っていました。その通訳者は、UCでショーン氏とジャスティン氏の下で働いていました。お父様の言葉をスペイン語に翻訳したのはアレハンドロ・デ・ソウザ氏です。アレハンドロはその場にいて、お父様が述べた特定の言葉のみを翻訳したり、一部を伝えなかったりしたのです。アレハンドロ・デ・ソウザの言葉を引用します。
「シン牧師、KJNの動画を観た後、思い出しました。スペインで真のお父様が『私は國進を理事長に指名したことは一度もない』と何度もおっしゃっていたのです。もちろん、その言葉は秘匿にされましたが、同じことを三度、四度と繰り返されたというのは、何か意味があるはずです。そう思いませんか?」
このUC指導者と通訳とのやりとりを見て、自問してみてください。なぜ彼らはこのやりとりを公開しなかったのでしょう?なぜジャスティン氏は、お父様が繰り返し否定しているにもかかわらず、いまだに自分が任命されたと主張しているのでしょうか?
もう一度言いますが、P.A.さん、あなたは「お父様の言葉だけに従う」と言いましたね。それならば、ショーン氏とジャスティン氏に尋ねてみてください。なぜ彼らは、お父様の言葉をあなたから隠し続けてきたのか。分裂の全期間を通して、UCのリーダーたちはすべての公式コミュニケーション・チャンネル(公文、演説、礼拝、ワークショップ、集会、国際指針)を完全に掌握し、無防備な信徒の耳には、彼らに都合のよい作り話だけが届くようにしてきました。彼らの組織的なコミュニケーションキャンペーンを通じて、嘘を定着させ、HJNを中傷しながら、それにそぐわない情報は隠蔽し、削除し、曖昧にして、自分たちを批判から守ってきたのです。見逃さないでください。彼らはあなたが真実を聞く機会を、10年以上にわたって妨げてきました。彼らにはその責任を問われるべき義務があります。
これで、これらの人物たちの本性と、裏で本当に何が起こっていたかが見えてくるはずです。これが、私が彼らを「ルーシェル派の指導者」と呼ぶ理由です。
第4アダムかつ後継者:HJN
P.A.さん、もしあなたが真実と摂理を本当に大切にしているなら、少しでも誠実に記憶を持つ者であれば誰もがすでに知っている事実を、あなたも認めるべきです。すなわち、お父様は、自らの摂理的後継者が誰であるかを明確に示しておられたということです。お父様は、40年にわたりHSA-UWC(世界基督教統一神霊協会)を国際的に築き上げた後、「教会時代の終焉」を宣言されました。お父様はHSA-UWCの指導部に「統一教会」の名称を完全に廃止するよう指示されました。その決定は表面的なものではなく、摂理の根本的な転換を意味していました。1996年、お父様は「世界平和統一家庭連合(FFWPU)」を設立し、人種、国家、制度的宗教の枠組みを超えて、家庭の霊的意識を高めるという主要なメシヤ的使命を推進するための新たな出発点とされました。そこからは「祝福」を通じた普遍的救済の時代となるはずでした。
そして、この運動を率いるため、1998年7月19日、最も重要な瞬間が訪れました。お父様は公にHJNを「第4アダム」と宣言し、この新時代を導く者として任命されました。
お父様はこう語られました。「最後です。堕落した子孫たちを中心として、堕落した人々を中心としてこれが最後のページです。蕩減復帰という最後のページ、サタンの血統を断絶して、きれいに清算したあとに天の直系の子女が家庭を中心として第4次アダム勝利圏がこのように繋がることができる、そのバトンを受け継ぐことができる出発が始まるようになったという事実が驚くべきことだということを皆さんは知らなければなりません。祝福家庭が、この顯進の息子娘が祝福4世だ。4代だ。4次アダム時代を迎えることができるというのだ。その家庭を通して堕落圏を越えて最後に清算することを皆しておいて、その家庭が一つになって神様が1代、アダムが2代、3代全部が堕落の限界線を越えて、4次アダム圏、蕩減の開放時代に、地上天国時代に移ることができる境界線だということが驚くべきことなのです。」
P.A.さん、お父様はご自身の意図をこれ以上どれほど明確に示さなければならないのでしょうか?最初に誰が誰に逆らったのでしょうか?あなたは「お父様の言葉だけに従う」と言いましたね。もう一度申し上げます。お父様の生涯を通じて、摂理と原理に関する御言は絶対的に一貫していました。しかし、運動内の政治的な駆け引きへの対応、とりわけ周囲の者たちが、お父様の発言を操作して、本来唯一の後継者を神のチャンピオンとしての正当な地位から攻撃し排除しようとした場面では、その御言の一貫性が揺らぐように見えることがありました。お父様の摂理的宣言と政治的発言を混同しないでください。
1998年の出来事(HJNがFFWPU国際副会長に就任したという出来事)は、本質的にはお父様が自らの摂理的後継者を宣言するものでした。多くの年長メンバーたちが、その光景を自分の目で目撃しており、HJNの就任準備をお父様とともに進めた人々も、お父様が数か月をかけて綿密に準備されていたことを証言しています。お父様は、その決定に心血を注がれました。なぜなら、それがいかに重大な意味を持つかを十分に理解しておられたからです。それは単なる形式的な儀式ではなく、お父様が息子を摂理的後継者かつアダム格の人物として公に認め、宣言するという、摂理的責任を果たす行為だったのです。
当時、お父様は78歳でした。この行事は、真の家庭において、お父様とその息子という二世代の一体化を完成させる決定的なものであり、それはお父様の使命のひとつの成就でもありました。その日のお父様のスピーチには、息子であるHJNについて語る際に、アダムやイエスにたとえた象徴的な表現が数多く含まれています。(1998年の御言の翻訳文へのリンク)
ある場面で、お父様は次のように語られました。「イエス・キリストは30歳で公生涯を開始し、理想家庭を築くことを目的としました。しかし、これは達成されませんでした… 私は、まだ30歳にも満たない顯進が家庭連合の副会長として立っていることに、非常に感謝しています。ですから、親として私はこれほど幸せなのです。」
また、こうも語られました。「イエス様は30歳ではじめて家庭を成すと出発した、そのような目的を果たせなかったことを今、世界全体の家庭が祝福を受けて国を越え、世界に行くことができる祝福の環境を開拓した後に、30歳にならない顯進をこのように、家庭連合の副会長として立てることを、父母としては、私としてはうれしく思うのです。それがうれしいことです。」
さらに続けてこう語られました。「さあ、顯進君。そのような信仰を持って父よりも、父が成し遂げられなかったことまで、父よりも優れることを。どれだけ優れることを願うのか。百倍ではなく千倍、万倍優れることを願うのです。神様がアダム・エバに対する望みと共に、その願望が止まらずに永遠なる望みとして残されているので、父母になった私も子の、このような望みを頼まざるを得ないことを喜んで受け入れなければならないのです。」
お父様は、この出来事が神の摂理の歴史において極めて重要な瞬間であると述べられました。お父様は、第3アダムの全権と権利を第4アダムに託し、天の使命の全てをHJNに委ねられたのです。この事実を否定しながら、お父様を敬っているかのように振る舞うことはできません。これらはお父様の摂理的な御言であり、それはあなたが「従う」と言ったその御言そのものなのです。ですから、もしHJNが第4アダムではないと否定するなら、それはお父様の明確な言葉を否定しているということです。それは、お父様の摂理的なメシヤ的使命、そして神様の摂理そのものを拒否しているということなのです。
考えてみてください。郭錠煥牧師は当時FFWPUの国際会長であり、その日就任したHJNよりも組織的に上位の立場にありました。しかし、郭錠煥牧師を含むすべての主要な指導者たちは、地位や役職が、アダム格の人物としての召命に比べて何の意味も持たないことを理解していました。お父様は、私たち全員にHJNと一体となるよう命じられました。それこそが、私たちに与えられた摂理的責任だったのです。
この行事の後、お父様は運動の基盤を根本から再構築されました。お父様は、当初40歳未満、後には48歳未満の若いリーダーたちを、HJNの直接の指揮下に配置するよう任命されました。お父様はHJNに象徴的な支援を与えるだけではなく、運動全体をHJNを中心に再編成されたのです。お父様は韓夫人とすべての子供たちに、HJNと一体化し支援するよう命じられました。そこにはショーン氏も含まれます。ジャスティン氏も含まれます。そしてあなたも含まれます。
お父様はHJNを宗教、学術、ビジネス、文化、メディアなどあらゆる分野の重要なリーダーシップの位置に立て、指導を託されました。HJNは謙虚さと実践的な知恵から、多くの役職を辞退しました。しかし、アダム格の人物としての霊的権威は、いかなる肩書きや地位よりも上位にあることに変わりはありません。それは、第3アダムとしてお父様ご自身が機能されたときと同じ在り方です。天が既に霊的権威を授けられた以上、肩書は意味を持たないのです。
さらに曖昧さを残さぬようにと、お父様は2000年9月24日、清平において「祝福移譲宣布式」という特別な儀式を執り行われました。この場で、お父様は統一運動における最も神聖で中心的な行為である「祝福」の秘儀の権限を、正式にHJNに移譲されたのです。地上の誰一人として、その権限を受けた者はいません。ショーン氏ではありません。ジャスティン氏でもありません。韓夫人でもありません。
ですから、もう自分を欺くのはやめてください。ショーン氏を特別な存在であるかのように扱うのはやめましょう。エゴを慰めるために、あるいは裏切りを正当化するために、摂理の歴史をねじ曲げるようなことをしてはいけません。血統、継承、神聖な権威について語るのであれば、真実から始めてください。お父様ご自身の御言と行動に立ち返ってください。そうすれば、最終的には必ず、第4アダムとして立てられた真の後継者、HJNのもとに導かれるはずです。
あなた自身がそう言ったように、少なくとも「お父様の摂理的御言」に耳を傾けてください。
ショーン氏は責任者ではない。ショーン氏は後継者ではない。
欺瞞の体系的なパターンを踏まえるならば、ショーン氏が後継者であるという主張もまた、不正に作り上げられた虚構であったことは、もはや驚くに値しません。
2012年1月12日、清平でのお父様が開かれた訓読会にて、次のような御言が語られました。
「國進も亨進も責任者ではありません。彼らはまた私に隠れて行動しています。もし彼らがそう続けるなら、それは悪い結果を招くでしょう。」
一体誰が、ショーン氏が「責任者」だったと主張しているのでしょうか?彼はそうではありませんでした。お父様は彼をそのようには見ておられませんでした。それとも、サンクチュアリの物語に都合が良い時だけ、お父様の御言を信じるのですか?
P.A.さん、ショーン氏は責任者でなかっただけでなく、お父様の後継者であったこともありません。2008年に何が起こったかを正確にお話しましょう。ショーン氏や他の兄弟姉妹のいわゆる「就任式」は、HJNの不在時を意図的に利用し、お父様の指示に完全に反して行われました。これらの不正な儀式は、韓夫人とUCの指導者たちによって、「真の父母」の権威の下で正当性があるかのように見せかけられ、演出されたのです。実際、お父様は明確に、子女の時代のすべての任命は第4アダムであるHJNの権限下で行われるべきだと指示していました。お父様がHJNに人事変更の権限があると指示したのであれば、なぜこれらの任命がHJNの関与なしに行われたのでしょうか?
2008年にショーン氏が家庭連合の国際会長に就任した際、お父様がショーン氏の地位が第4アダム圏の下にあることを明確に16回も強調されたことをあなたはご存じですか?ショーン氏の役割は、管理・行政的なもので(仁進氏が祝司長としての役割を果たすのと同じように)、HJNのアダム格の権威に厳格に従属するよう位置づけられていました。これは、郭牧師や黄善祚など、かつての会長たちがHJNを副会長として迎えていた当時、HJNの霊的権威を認識し、尊重していたのと同じことです。
しかし、ショーン氏は不満と野心から、地位と権威だけでなく、本来彼のものではない「後継者」という位置までも求め、お父様の明確な指示に反しました。なぜ、あなたはショーン氏とジャスティン氏をもっと高い基準で評価しないのですか?彼らこそ、お父様の指示に従い、兄であるHJNと一体化すべきではなかったのでしょうか?もしHJNが真にお父様の後継者であったのならば、彼を称え、支援し、守るべきではなかったでしょうか?HJNが組織の権限を二人の弟に譲ったのは、地位にこだわらず、彼らが成長することを真に願ってのことでした。であれば、弟たちはその権限を兄を支えるために使うべきではなかったのでしょうか?ところが、実際にはショーン氏とジャスティン氏は、組織や法的手段を意図的に利用し、HJNを従属させようと試みました。これはお父様の明確な摂理的指示を裏切る行為です。あなたは、彼らにその責任を問うつもりはないのでしょうか?
ショーン氏は2008年の就任式を根拠に、自らの正当性を主張し続けています。しかし、現実には、その式典はまさに、お父様がショーン氏に対し、謙虚に兄のHJNに従い、神の摂理を支えるよう公に求めた場でした。権力を奪取したり後継者を主張したりすることを求めたのではありません。にもかかわらず、この陰謀グループはショーン氏を後継者として押し立て、さらには神様の戴冠式さえも自らの目的のために歪曲したのです。
問題3:ショーン氏の「戴冠式」
P.A.さん、あなたは2009年1月の戴冠式が、お父様がショーン氏を後継者として承認した証拠だと考えているようです。お父様の戴冠式でのスピーチを読んだことがありますか?ぜひご自身で読んでみてください。(リンク)その行事名は「万王の王神様解放権戴冠式」です。タイトルの通り、そしてお父様がスピーチでも述べているように、この式典はショーン氏とは一切関係がありません。
お父様は、神様を真の親であり、万王の王として讃えるために、孝行息子の心で「神様の王権の戴冠式」行事を準備されていました。その明確な意図は、神の王権を称えることであり、それ以前の式典と同様に、本来であればHJNが主宰するべきものでした。しかし、式典の準備は韓夫人とUC指導部が主管しており、彼らは巧妙にそれがショーン氏の即位と後継者継承の儀式であるかのように演出を行いました。しかし、事実は全く異なります。
式典の後、ピーター・キムをはじめとするUCの指導者たちは、お父様の後継計画が変更され、新しい後継者が登場したというプロパガンダを広く拡散し、数多くのメンバーを誤導しました。
数年後、内部対立が表面化するようになり、共謀した派閥が分裂した後になってから初めて、梁昌植氏を含むUC指導者たちはようやく、ショーン氏の戴冠式への参加が彼の後継者としての地位とは一切無関係であることを公に認めました。この告白は、彼ら自身がかつて語っていた虚偽を自ら暴露したことにほかなりません。特に韓夫人は、ショーン氏をその式典で主宰させるために全力を尽くした中心人物でしたが、2019年の法廷での宣誓証言で、ショーン氏が後継者であったことはなかったと明確に述べました。さらに、ショーン氏は原理に対する理解が中学生レベルにすぎないとまで証言しています。
今日、家庭連合は正式に、戴冠式がショーン氏の後継問題と無関係であると表明し、彼らの偽善と裏切りの深さを暴露しました。
にもかかわらず、ショーン氏がいまだに、その行事が自身の後継権の証拠だったと主張することは、彼がいかに二枚舌であるかを示しています。なぜなら、ショーン氏、ジャスティン氏、韓夫人、UC指導部らの不道徳的な同盟が崩壊した今、彼らが築いてきた虚構の物語も、共に崩れ去っているからです。さらに、お父様がただ神様を称え、神様を戴冠するために行った行事に対し、それが自分自身のためであり、自分が後継者であると解釈するなど、どれほど傲慢で自己中心的な姿勢しょうか?一体、誰が神よりも自分を優先するというのでしょうか。
ショーン氏はあの式典に、あなたのような人々をだますために、偽りの「後継者物語」を演出するという目的だけで参加したのです。
真実は明確です。HJNこそが、お父様ご自身によって第4アダム、そして正当な後継者として確立された人物です。ショーン氏とは異なり、HJNは自らの地位を正当化するために、式典を偽って演出したり、メンバーに虚偽の説明をする必要など一切ありませんでした。ショーン氏の後継者としての主張は、権力への執着に駆られた腐敗したグループによって捏造された虚偽と歪曲に基づいています。それが、あなたを含む誰がどれほど熱心に歴史を改ざんしようとも、ショーン氏が決して「お父様の後継者」として認められることがない理由です。
問題4:なぜあなたはショーン氏を支持するのか
P.A.さん、あなたが「私たちは皆罪人だ」と語り、まるで他の統一運動のメンバーすべての代弁者であるかのように振る舞ったことには、納得できません。あなたが自分は罪人であると言うのは結構ですし、特にショーン氏とジャスティン氏はこの手紙で示される通り、神の前に罪人であることは間違いありません。しかし、ここではっきりさせておきましょう。お父様とHJNは罪人ではありません。人類を堕落から救い出すために、メシヤ的人物が現れます。お父様とHJNは、あらゆる不条理を投げかけられても、真実、善、そして義を体現してきた、アダム格の人物です。あなたがショーン氏の神学を受け入れていること自体が、統一原理とお父様の核心的教えを深く理解していないことの現れです。
ショーン氏は後継者ではありません。彼の立場そのものが、欺瞞・操作・裏切りの上に築かれた偽りであることは、この手紙を通して明らかにしています。ショーン氏はカメレオンのように人格を次々と変え、あなたを含む多くの人々の霊的未熟さや脆弱さを巧みに利用しています。サンクチュアリ教会のメンバーが彼に惹かれるのは、彼が信者たちのナルシシズムや誇大妄想に迎合し、安心感を与えるからです。彼の教えは、信者たちに誠実に内省へと導くものではなく、心地よさと安心感を与えます。むしろ容易な承認と表面的な精神的慰めを提供するにすぎません。
それとは対照的に、HJNのような真の教師は、私たちを限界まで追い込みます。私たちを原理に基づいた人生を送るよう挑戦します。それがメシヤ的人物の役割です。真実とは、堕落した人間にとっては受け入れがたいものかもしれません。真実があなたにとって厳しいように感じられるのは、あなたが堕落した習慣を代々継承してきたからにほかなりません。だからこそ、そこから抜け出すためには、厳しい真実が必要なのです。それは挑戦的なプロセスです。真の師、真の父母、真の主人は、あなたが間違っているところを示し、克服するよう促します。HJNが体現し教える真実は、深く刺さり、不快で、内省を促し、真の変革を必要とします。それは堕落した人々にとって、困難や苦痛を伴うプロセスでもありますが、堕落した人々が神の真の息子・娘となる道を開く真の霊的変革へと導くために必要な過程なのです。
欠点のある人間は、自分に鏡を向けられることを好みません。あなたがこの真実から目を背けようとするのは、あなた自身が「祝福中心家庭」としての本来の意味や目的から、遠ざかってしまったことが明らかになってしまうからです。
あなたがショーン氏の浅薄で分裂的で根拠のない宣教に惹かれる理由は、まさにそれが真の変革や成長を求めないからです。一時は仏教の僧侶のように振る舞い、次にはキリスト教の牧師、そしてその後はラッパーのように装う…神、真理、そして摂理的意識を欠いた、人間中心の欺瞞的な宣教のかたちにすぎません。
ショーン氏は、お父様の使命が本来乗り越えるべきであったキリスト教的信仰モデルを、あろうことか再び取り入れました。それだけでも、彼が霊的にどれほど無知であったかは明白です。しかし、それでもあなたが彼に従うのは、彼の教えが良心を刺激するのではなく、慰めてくれるからなのです。
以前、私はあなたに対し、ショーン氏の欠陥ある神学とその歪んだキリスト教的枠組みについて疑問を投げかけましたが、あなたはそれに対して都合よく沈黙しました。お父様の『統一原理』の教えは、キリスト教の教義を明確に超克し、私たちを単なる罪人から神の真の息子・娘へと高めるものです。原理講論(DP)は、罪が魔法のように消えるという考えを否定し、過ちを贖うためには蕩減を払うという過酷なプロセスが必要であると明言しています。しかし、あなたはこの真実を無視しています。なぜなら、霊的な幼年期に留まる方がより簡単で魅力的に感じられるからです。
P.A.さん、あなたがショーン氏を擁護し続けることは、あなた自身がかつて信じていたと語ったすべての教えに対する、完全な裏切りです。あなたは彼の偽りの物語に囚われ、この運動の長年のメンバーとしての責任を完全に放棄しました。あなたがHJNを正当な後継者であり、真のアダム格の人物として認めようとしないのは、そう認めた瞬間に、自分自身の過ちと欠点を直視しなければならなくなるからです。
私が以前の手紙で指摘した、ショーン氏の欠陥ある神学と歪められたキリスト教的枠組みについて、どうか正直に回答してください。
結論
P.A.さん、この手紙では非常に厳しいことを申し上げました。しかし、それは避けて通れない必要な対話です。はっきり申し上げます。あなたは客観的な「偏らない立場の人」ではありません。あなたはサンクチュアリ教会の洗脳された信者です。あなたは、お父様の摂理的な御言を厳格に遵守していると主張しています。しかし実際にはお父様が明確に示された深刻な摂理的指示が、あなたの信じたい物語と矛盾するたびに、あなたはそれらを意図的に無視してきました。
ショーン氏が「天一国の二代王」と主張することが、いかに荒唐無稽であるか、理解すべきです。天一国のいかなる「王」も存在したことはありません。なぜなら、天一国は未だに建国されていないからです。天一国の実現は、神の主権がこの地に定着され、真の父母と真の家庭理想が地上に定着することによって初めて成り立ちます。それが基元節の本来の目的でした。しかし、真実を言えば、基元節は未だ成就していません。それを否定する者がいるとすれば、その人はあなたを欺いているか、自身が深い錯覚に陥っているかのいずれかです。
その理由を説明しましょう。それは、基元節がメシヤ的使命と密接に結びついていたからです。お父様は、ご自身の地上での使命の到達点として、基元節が祝われる日を心から待ち望んでおられました。摂理的観点から言えば、HJNこそが、神・第3アダム・第4アダムを結ぶ「三大王権」を確立する中心的人物です。それは、アダム家庭の復帰と、真の家庭の定着を実現するための基盤です。基元節は、真の家庭の一体化と定着、とりわけ「父と子の一体化」によって成されます。だからこそ、お父様は2012年8月2日、逝去の1ヶ月前という差し迫った時期に、摂理的タイムテーブルの緊迫感の中で、韓夫人に水を浴びせながらこう叫ばれたのです。
「顯進を連れ戻せ!彼を連れ戻さなければ基元節は起こり得ない!」
これはお父様の御言です、P.A.さん。これ以上に明確な言葉があるでしょうか?なぜお父様はHJNがいなければ基元節はないとおっしゃったのでしょうか?それはHJNこそが第4アダムであり、神がアダム家庭の残りと、真の父母・真の家庭の理想を地上に定着させるために必要な「父と子の一体化」を実現する中心だからです。それが理由です、P.A.さん。
お父様は、ショーン氏、ジャスティン氏、韓夫人、UC指導者たちによって、基元節の実現を見ることなく逝去されました。この手紙で述べてきたように、彼らはHJNがお父様のもとに戻る道を意図的に妨げ、それについてお父様にも、信徒たちにも嘘をつきました。それがショーン氏の「王権」なるものの真のレガシーです。お父様が基元節を迎える前に亡くなられたのは偶然だと思いますか?誰がその原因を作ったのでしょうか?そして、お父様の基元節前の悲劇的な死を悪用し、恥知らずにも「天一国の王」などと自称しているのは誰でしょうか?これは悲劇という言葉でも言い表すことができません。
あなたの「許して忘れよう」という単純な考え方は、あなたが原理について深く無知であることを露呈し、あなたの理解が人間的で浅薄であることを示しています。ここまで読めば、蕩減復帰には真摯な罪の自覚、悔い改め、そして償いという厳しい過程が不可欠であるという統一原理の核心を、あなたが完全に無視していることがご理解いただけたはずです。そして同時に、あなたがいかに操作されやすく、原理を慢性的に誤解してきたかも明らかです。それゆえに、あなたには「和解の仲介者」としての資格は一切ないことがおわかりでしょう。
はっきり申し上げましょう。あなたが和解の仲裁者となるという願望は決して実現しません。試みるのも無駄です。もしあなたが、ショーン氏とジャスティン氏に関する歪んだ物語を真実として信じているというのであれば、幸運を祈ります。ですが、私の言葉を覚えておいてください。今まさに沈みつつある「独生女教」の中で起こっている崩壊と同じことが、いずれサンクチュアリ教会にも訪れることは避けられません。実際、かつて独生女の教義を熱心に推進していた多くのトップ指導者たちが、いまや韓夫人を見限り、HJNに向かって手を伸ばし始めています。そしてすでに、アジアやその他の地域で、サンクチュアリ教会に忠誠を誓っていた多くのリーダーやメンバーたちが、真実に目覚め、HJNとFPAへとその忠誠を移し始めているのです。あなたは、幻想とともに孤立していくリスクを負っています。あなたはこの現実を否定するかもしれませんが、世俗の裁判官や弁護士ですら、独生女教とサンクチュアリ教会の指導部によって行われた大規模な詐欺を明確に認めています。今なお、これらの虚構にしがみついているのは、あなたのような人々だけなのです。
さらに、あなたがあたかも統一運動のコミュニティ全体を代弁しているかのように振る舞うこと自体、まったくもって滑稽です。サンクチュアリ教会は、統一運動から生まれた最大の恥辱です。あなた方は、外部の批判者や敵対者たちが数十年にわたり私たちに投げつけた最悪の恐怖と非難を、すべて実証してしまったのです。銃器の礼賛、被害妄想的思想、自己賛美の王権儀式、終末論的な妄言、カルト的な絶対主義…。あなた方の振る舞いは、まさに狂信的な過激派セクトの特徴そのものです。かつて反統一運動の活動家たちが描いてきた風刺画そのままの姿を、あなた方は現実にしてしまいました。世界はその様子を見ています。そして笑っています。そして、嫌悪感をもって身を引いています。あなた方は、真の家庭や統一運動の尊厳を高めるどころか、お父様が命を懸けて守ってこられた霊的価値を、自らの狂信的かつ恥知らずな行為で、下水にまで引きずり下ろしてしまったのです。あなたは恥を知るべきであり、統一運動のメンバーを代表して語る資格など、そもそもあると思うべきではありません。
あなたは、統一運動のより広い信仰共同体、そして社会全体からますます隔絶された、孤立的で閉鎖的な一派と共に立っています。あなたは「仲介者」などではなく、今後も決してその立場に就くことはできません。真の家庭の内部事情について、私たち信徒が一方的に指図できる立場にはありません。ショーン氏とジャスティン氏が、過去に築いた誤りの橋を修復したいと願うのであれば、まず真摯な悔悛(かいしゅん)(悔い改め)と完全な責任を取る姿勢を示さなければなりません。それによって初めて、真の贖罪と和解が始まる可能性が生まれるのです。なぜなら、今回の分裂の原因は、彼ら自身の虚偽と操作、そしてHJNに対してその歪んだ物語を受け入れるよう執拗に迫ったことにあります。HJNはその圧力を拒み、今後も決して屈することはありません。
結局のところ、神の摂理における「人間の責任」には、必ず「説明責任」が伴います。それは単に「許して忘れる」ということではありません。罪は必ず清算され、償われなければなりません。これは摂理的現実です。そのツケは必ず回ってきます。サンクチュアリ教会も例外ではありません。今、あなたがそれを認めるか否かにかかわらず、責任を取るべき時は必ず来るでしょう。
HJN自身は、あなた方のような罪人への贖罪の道を拓くための深い祈りの条件を立てました。彼自身は一切罪を犯さず、むしろあなた方の集団的な裏切りと不正の無実の被害者でありながら、それでもあなた方のためにその道を開いたのです。それを受け入れるか、それとも頑固に目を閉ざし続けるかは、あなた方次第です。
もしあなたがワシントンD.C.で私と会うことを誠実に望むなら、それはあなたが真摯な悔い改めと、洗脳状態を脱した立場で来る場合にのみ可能でしょう。現在のような傲慢な姿勢が変わらないのであれば、私と会う必要はありません。贖罪の道は、それでもあなたのために開かれています。しかしそれは、あなたが神の摂理、お父様、そしてHJNに対するすべての違反を真摯に悔い改める場合に限られます。その道を選ぶかどうかは、あなた自身にかかっています。
はっきりとご理解ください。あなたが今歩んでいる道は、神の摂理に明確に反しています。摂理に反するすべての嘘、すべての裏切り、すべての行為は、いずれ必ず報いが下されるのです。私の心からの願いは、あなたが手遅れになる前に、真実に向き合う勇気を見出すことです。もし返信を希望されるなら、これらの問題について公開で議論を続けることもできます。
P.A.さん、ご幸運をお祈りいたします。
全文公開PDFについて
ハワード・セルフ氏の回答全文をPDFで添付いたしましたので、印刷して読みたい方はこちらをご活用ください。
0件のコメント