はじめに
2025年5月20日、P.A.ベルトラミ氏が文顯進会長に宛てて一通の手紙を送りました。この手紙は、真の家庭の兄弟たちが和解して再び一つになることを願う内容であり、恐らくこのように考える食口も多くいることでしょう。
しかしこのような考えは、分裂の原因を横的な人間関係の対立としてしか捉えていないがゆえの安易な結論であり、決して分裂問題の解決策にはなり得ないものです。
その手紙に対して、長年にわたり文顯進会長のそばで摂理の歩みを見守ってきたハワード・セルフ氏が、公開書簡という形で公式に応答しました。
書簡の主旨とその意義
ハワード氏の公開書簡(2025年6月17日付)は、問題の本質を明確にする必要があるとして、「和解」という美名の裏に隠された誤解や無知に警鐘を鳴らしています。
書簡では、統一運動における分裂の本質が「人間関係のトラブル」ではなく、「摂理と原理をめぐる根本的な対立」にあること、そして文顯進会長が第4アダムとして神の摂理を担ってきたという立場が詳しく述べられています。
重要ポイント
- 韓鶴子女史が推し進めた「独生女神学」は、文鮮明師の教えと完全に相反しており、摂理的な主管性の転倒を引き起こした。
- 文顯進会長は、1998年に公式に後継者として任命された唯一の息子であり、摂理的な使命を忠実に果たしてきた。
- 「三兄弟和解」論は、天の原理やアダム格の正統性を軽視する、極めて非原理的なアプローチである。
- サンクチュアリ教会の極端な行動(銃による祝福式など)や家庭連合の腐敗(韓国での贈賄スキャンダル)と文顯進会長は一切関係がなく、真に神の摂理を歩まれているのは文顯進会長であると明示。
全文公開PDFについて
「和解」の美名のもとに真理が歪められることがないよう、今こそ私たちは「何が神の側であるか」「誰が本来の使命を受け継いでいるのか」を明確にしなければなりません。
今回のハワード氏の公開書簡は非常に長文ですが、統一運動に関わるすべての食口にとって、真実を見極める上で重要な視点が詰まっています。P.A.ベルトラミ氏の手紙とハワード氏の公開書簡全文をPDFで添付いたしましたのでご一読ください。
Setting the Record Straight-Open ltr pdf
0件のコメント