【質問】真の父母様は完成・一体化し、天地人真の父母定着完了を成し遂げたと何度も宣布されました。完成した存在が間違いを犯すということはあり得ないのではありませんか?
真の父母様は完成・一体化し、天地人真の父母定着完了を成し遂げたと何度も宣布されました。完成した存在が間違いを犯すということはあり得ないのではありませんか?
まず、教会リーダーが用いている論理展開を共に見て行きましょう。
①お父様が、「真の父母様が完成・一体化した」と宣布した
②完成した存在は間違いを犯さない
③お母様は間違いを犯すはずがない
それゆえに、「独生女信仰(お父様有原罪、お母様無原罪)も天の真理なのだ」と強弁します。
このような論理展開は、「循環論法(証明の中に証明すべき事柄を論拠として使った、堂々めぐりの論法)」や「無謬性信仰(完成したら間違えないとする信仰的前提)」に陥っており、真理の検証や霊的真実を遮断するものです。
この論理は、出発点から問題があることを立証していきます。
「真の父母様は完成・一体化したと宣布した」と主張する根拠を見てみましょう。
――引用(教会側が主張するお父様の御言)
引用①
天の父母様と縦的に一心・一体・一念・ 一核・一和を成し、真の父母様ご夫妻が横的に最終一体を成した基盤の上に、旧約・新約・成約時代の完成・完結・完了と全体・全般・全権の時代である。(2010.6.19/6.26 米国ラスベガス)→サイトには出典が記されていない引用②
すでに真の父母様御夫妻は最終一体をなして、完成、完結、完了の基準で、全体、全般、全権、全能の時代を奉献宣布されたのです。(2010.7.8 天地人真の父母定着実体み言宣布天宙大会の講演文)
――引用終わり
しかしこの宣布には次のような問題があります
1.韓鶴子女史(以下韓女史)が間違いなくお父様と絶対一致して行くという秘密約束の条件の上で成された宣布であり、
2.その約束が果たされていないがゆえに、お父様が嘆かれた御言が事実として残されています。
3.実体が崩れているため、「真の父母の完成を宣布した」と主張しても天が公認できません。
この内容を一つずつ共に見て行きましょう。
1.韓女史が間違いなくお父様と絶対一致して行くという秘密約束の条件の上で宣布が成された
「天地人真の父母定着実体み言宣布天宙大会」を行う前に、2010年6月26日、お父様は下のように語られています。この6月26日は上記した、教会側が主張する引用①の御言の日と同じ日であることに注目してください。
天暦2010年5月15日(陽暦6月26日)、その日が重要です。朝3時25分、これがオモニとアボジが最後に宣言した秘密文書です。それは夜昼の神様も知らないのです。天暦2010年5月15日朝3時35分は何か? この時の事件を中心として、ここ韓国と今後の方針を秘密裏にお母様と約束した、お母様は間違いなくお父様と絶対一致して行くというその約束した時間です。それ以前には、お母様と父母様が一つになって行くという話をしませんでした。神様と地と世界に公布できませんでした。(2010.6.26 韓国語『統一世界』2010年6月号 Vol.469, P.10)
父母様の家庭! オモニと私と完全に一つになったという最終一体圏の上で服従するという宣言の下で、ことがすべて始まるのです…オモニもそれでも、オモニも私がつかんであげるのです。私をつかまなければなりません。私をつかめというのです。私は倒れません。私をつかんで最後まで信じるようになれば、一緒に行くことができるのです。そのことを決定する瞬間が歴史の宿命的決定時間だと宣布の日として神様も待ってきたので、その日を今朝宣布しました… 今日から先生の権限は何ですか?天地人真の父母安着実体み言宣布大会です…文総裁が下に降りていく道がありません。いくら行こうとしても戻って行って反対に行く道がないので、私は私の道を離れることができない宣布式をして去らなければならないのです。(2010.9.3 韓国語『統一世界』2010年9月号 Vol.472, P.6-13)
この御言から、韓女史がお父様と一致していなかったため、「これからはお父様と絶対一致して行く」という秘密の約束をお父様と韓女史の間で交わされたことが分かります。つまり、お父様が宣布された「完成・完結・完了」は、韓女史が「秘密約束」を守ることが前提条件であり、これは「お母様が絶対一致して行く」という誓約の上に成立した条件付き宣言であったことが分かります。
ですから逆に、この約束を破るのであれば、この宣布は何の意味も持たないのです。
2.約束が果たされていないがゆえに、お父様が嘆かれた御言葉
5月15日(陽暦2010.6.26 朝3時25分 秘密文書作成日)を越えて12日間、5月27日(陽暦2010.7.8:天地人真の父母定着実体み言宣布天宙大会の日)です。2010年です。そこにこの御言がしっかり記録されています。それを知った人は先生が今まで発見できませんでした。私自身もその位置に行けなかったのに、それを発見するという事実は夢にもありません。どれほど深刻ですか? 目をあけているその目が可哀想で、息をしている私の鼻が可哀想で、話している私の耳と私の頭と四肢五体が何のために動き、何のために生きますか?(2011.11.5 『統一世界』2011.11月号. P.5)
3.実体が崩れているため、「真の父母の完成を宣布した」と主張しても天が公認できない
明確な事実は韓女史が独生女信仰を持っているということであり、独生女信仰は神様やお父様から来たものではなく、ましてや新しい真理として解明されたものでもなく、腐敗した指導者たちによって韓女史に植え付けられたものです。
最終一体を宣布し、完成・完結・完了を「宣布」したからといって、実体が一体化していなければ、宣布したことはかえってサタンの讒訴条件にひっかかるようになることでしょう。
最終一体を成し、完成・完結・完了したというのであれば、四大心情圏と三大王権を完成した存在、つまり人類の前に模範となるモデル理想家庭を完成していなければなりません。
完成した存在は神様にアライン(一致)している存在です。即ち、神様の真理、義、善、愛をあらわす存在です。独生女信仰が真理でしょうか? 実の息子に対して訴訟を起こすことが神様に義とされる善なる行いでありましょうか。それが人類の前に残すべき真の母の愛の先例と言えるでしょうか。これは、韓女史が真の母の位置を離れ、完成基準を失ったことを意味しています。
真の家庭が一つになっていないにも関わらず、真の父母が完成したといくら主張したところで、世間で韓女史を真の母と認めるでしょうか。世間一般でも認めないのに、天が公認することができるでしょうか。
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