今回は、統一財団や金孝南一家の不正を暴いたユーチューブ番組の第3編を要約した内容をシェアします。今回の動画は、韓鶴子総裁や鄭元周秘書室長など教団幹部12名が統一教資金を使い米国ラスベガスで600億ウォンを使い果たしたにもかかわらず、警察の捜査はもみ消されたという疑惑について語られています。


[SPEAKS_TV |集中探求: 統一教 第3編]
韓鶴子総裁, 鄭元周などは統一教資金で米国ラスベガスで600億ウォンを使い果たした。 にもかかわらず、警察の捜査はもみ消されたという疑惑
*進行: 全啓完(チョン·ゲワン)SPEAKS代表
*出演: 朴哲洙(パク·チョルス) 金鍾奭(キム·ジョンソク)
https://youtu.be/dAz8RtidOQ4?si=nr4BySKU5t3N7HqP

集中探求 統一教:ラスベガス巨額賭博事件の分析

1. ラスベガス巨額賭博事件の概要
✅事件期間と関係者:2008年から2011年にかけ、ラスベガスのGMホテルにおいて、韓鶴子総裁、鄭元周(チョン・ウォンジュ)秘書室長、梁昌植(ヤン・チャンシク)会長らが賭博を行っていました。
✅賭博に費やされた総額:この期間に賭博場で湯水のように費やされた金額は総額600億ウォンに達するとされています。
✅最大級の賭博額を費やした人物:公開された賭博リスト(12名)の中で、最も多額を費やしたのはキム・ウンサンです。裏金管理人と噂されており、彼一人の名前で賭博した金額は300億ウォンに上ります。
✅事件発覚の経緯:この賭博の事実は2012年頃に外部に流出しました。パク・ジンヨン弁護士がこの情報を知り、文鮮明総裁が過去に脱税容疑で収監されたような事態を避けるため、米国の税務当局に正式に税金申告を行いました。米国では賭博を行った金額を法律に基づき申告する必要があるためです。

2. 資金の出所と教義的背景
✅賭博資金の源泉:賭博に使われた資金は、主に以下のルートが指摘されています。
(1)日本からの献金::献金実績の良い日本の統一教幹部らがラスベガスに招待され、彼らが一人当たり100万円(約1,000万ウォン)相当の現金を携行して行ったという証言があります。
(2)世界本部の資金の不正流用:韓国にある世界本部の資金が海外に不法に持ち出され、賭博資金として使用されたと推定されています。世界本部の年間予算は2,000億ウォンに上ると言われています。
✅統一教の教義との関係:文鮮明総裁はかつてラスベガスを「悪の群れが最も集まっている場所」と判断し、それらを救済の対象とするため、現場学習の一環として少額の賭博を勧めたことがありました。 しかし、韓鶴子総裁が行った賭博は、この教義的な文脈を超えて、趣味やストレス解消のための活動となっており、その規模は数百万ウォンに達し、国民感情から見て到底受け入れられるものではないと指摘されています
✅信者の献金の性格:統一教の信者、特に日本では、自身の経済力をはるかに超え、時には闇金業者による取り立てのように無理やり献金を強いられてきました。彼らが命懸けで献納した血のような献金が、指導者の賭博によって湯水のように使われたことになります。日本の教団は年間約400億〜450億円(日本円)もの献金を本国に送っています

3. 捜査の中断と隠蔽の疑惑
✅韓国警察による認知捜査:2022年、この賭博リストが再びインターネット上で浮上し、韓国の春川(チュンチョン)警察署が認知捜査(告発なしに自ら行う捜査)を開始しました。捜査官は証拠を確保し、警察庁まで報告を行ったことが関係者(告発者)に伝えられていました。
✅事件の最終的な結末 :しかし、その後、何の理由も説明されることなく、捜査は中断し、事件は最終的に「覆い隠された」と見られています。
✅隠蔽の推測 :捜査中断の正確な理由は不明ですが、ロビー活動や政治的な影響力によって事件が処理されたのではないかという推測が存在します。統一教は、特に日本において、これまで刑事事件を起こしたことが一度もないことを自慢しており、これは政権側の協力があったためと考えられています。
✅公訴時効の問題 :賭博行為自体は2011年までのもので公訴時効が過ぎた可能性も指摘されていますが、2013年、2014年、さらには2019年にも世界本部からラスベガスへ送金された記録があるため、新たな捜査によって時効が延長されるべきであると提言されています

4. 教団内部の現状と信者の認識
✅権力と不正の構造:現在の統一教内部の構造は、教理や信仰よりもお金と権力を巡る争いによって支配されています。不正な政治的コネクションや賭博の隠蔽は、韓総裁の脆弱な宗教的権威を維持しようとする側近(特に尹煐鎬、鄭元周)の行動に起因すると見られています。
✅信者の認知的不協和:賭博事件のような教団の不正が暴露されても、多くの信者はこれを事実として受け入れず、「嘘だ」「宗教弾圧だ」とガスライティング(外部の情報はすべて嘘だと教え込む)され、自身が困難な状況で捧げた献金が不法な用途に使われたという事実を認めたくないという認知的不協和の状態にあります。
✅今後の展望 :韓鶴子総裁が現在拘束されている状況は、彼女が現実の法律の下で裁きを受けていることを示しており、教団内部ではこれを機に正常な思考と理性を保つ信者たちが変化の契機を作り出す必要があるとの意見が出ています。

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補足:現状の理解を深めるための視点
この事件は、宗教団体がその信仰の力を利用して集めた莫大な資金が、指導者や権力者の私的な欲望(賭博)と不正な権力維持(政治的ロビー)のために使われ、その結果、法的な裁きから逃れようとする、という構造を明確に示しています。これは、信仰の集積である「聖なる資金」が、いかに容易に「世俗的な不法資金」へと変質しうるかを示す事例と言えます。


1件のコメント

· 2025年11月30日 9:57 AM

教団幹部らのストレスは、日本信者の献金後のストレスより、さぞ大変だったのだろう。 
彼らの信仰の根は、何だったのか? 信仰と現実は直結する。信仰が善であれば現実も善であり、その反対も然り。本来人とは、真義善を追求する。今起きている現実の事実を直視し、信徒一人一人が己の耳と目で探求し祈り判断される事を望みたい。

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