今回は、統一財団や金孝南一家の不正を暴いたユーチューブ番組の第2編を要約した内容をシェアします。今回の動画は、「統一教の分裂」の著者キム・ジョンソク博士が多く話しています。12月1日から韓総裁の裁判が始まりますが、この放送では、韓総裁の裁判にも影響があるであろう衝撃的な内容を世間に発表しています。


[SPEAKS_TV |集中探求: 統一教 第2編]
誰かの企てによって韓鶴子総裁が拘束されたという疑惑、今統一教の支配構造はどう変わっているか?
*進行: 全啓完(チョン·ゲワン)SPEAKS代表
*出演: 朴哲洙(パク·チョルス) 金鍾奭(キム·ジョンソク)
https://youtu.be/zdMb7d7hJsU?si=Addv6U0XJOh9CggX

韓鶴子総裁の拘束をめぐる疑惑と権力闘争の構図
1. 拘束を計画したのは誰か
韓鶴子総裁の拘束について、本人が犯したことへの責任は当然負うべきですが、実際には誰かの企てによって拘束される状況が作られたという疑惑が浮上しています。 この拘束を計画したのは鄭元周(チョン・ウォンジュ)秘書室長であるとされています。彼女は韓鶴子総裁の秘書室長であり、実質的にナンバーツーであった中心中の中心であり、以前から実質的なトップの役割を果たしていました。鄭元周氏は韓国人で米国永住権者であり、配偶者も統一教の信者です。

2. 鄭元周氏による教団支配
鄭元周氏は、文鮮明総裁の聖和(逝去)以降、集中的に韓鶴子総裁の傍に仕え、総裁の目と耳の代わりとなる役割を果たしました。彼女は韓鶴子総裁を除けば、現在統一教内での明白な支配者と見なされています
✅人事権の掌握:ユン・ヨンホ氏を発掘したのも追放したのも鄭元周氏であると知られています。また、統一教の主要幹部も彼女が実質的に任命したとされています。
✅ 統一財団の掌握:推定5兆~10兆ウォン(約5,000億~1兆円)と推測される統一教の資産を全体的に支配できる統一財団の理事会メンバーも、鄭元周氏が意のままになる人物で構成したとされています。彼女は定款を変更して理事の定員を増やし、自身に近い人間に変えてしまいました。

3. 韓鶴子総裁の権威の低下と支配構造
韓鶴子総裁は、表面上は決定を下しますが、内部では誰が誰なのかを把握できていない状態であり、核心幹部の進言に従って動いていると見られています。鄭元周氏が出張などで不在の場合、彼女が戻ってくると総裁が行った人事を自分の思い通りに全てやり直してしまうことさえあります。
✅権威の基盤の喪失:韓鶴子総裁の宗教的権威は、元々文鮮明総裁によって与えられたものですが、彼女自身がその基盤であった文総裁の宗教的権威を解体してしまいました。そのため、彼女には自らの宗教的権威が事実上ない状況です。
✅弱みの把握:鄭元周氏やその周囲の幹部たちは、韓鶴子総裁のすべての不正や秘密を把握しており、もし彼らが口を開けば、総裁に残されたわずかな宗教的権威も失われるため、総裁は彼らに従わざるを得ません。総裁は今、「誰も信じることもできない」精神的な状態(メンタル)にあると判断されています。
✅リーダーシップの不在:韓鶴子総裁が文総裁存命中に果たした役割は、文総裁によって作られたものであり、自身が確立した役割は全くありません。現在の総裁には状況判断能力やリーダーシップがなく、周囲の人々に完全に引きずり回されていると考えられています。

4. 拘束を誘導した戦略
韓鶴子総裁に対する特検(特別検察)の捜査対応において、実際の主導者である鄭元周氏を不起訴に導くための戦略が立てられました。
✅弁護活動の焦点:すべての弁護活動は鄭元周氏に合わせて行われました。両者(韓鶴子総裁と鄭元周氏)は利害相反関係にあり、韓総裁が拘束されれば鄭元周氏が助かり、鄭元周氏が拘束されれば韓総裁が助かるという状況でした。
✅意図的な非協力:韓鶴子総裁が心臓手術後の病状にあることを証明する診断書は、特検に意図的に提出されませんでした。これは、総裁が召喚に応じないことで、拘束される姿を「宗教弾圧」に見せかけ、内部結束を図るため、そして何より鄭元周氏が拘束を回避するために有利に働くと判断されたようです。
✅不正の暴露:鄭元周氏は、元側近であったユン・ヨンホ氏の妻を横領で告発しましたが、これが結果的に韓鶴子総裁自身の5億3,400万ウォン相当の貴金属購入などの横領容疑を立証することになりました。この告発は、韓鶴子総裁がすべての不正の責任を取る構造に繋がりました。

5. 独生女論と教理の変質
韓鶴子総裁は、文鮮明総裁の役割を超えて自らが何かを成し遂げられると考え、競争意識や嫉妬心を持っていたと見られています。その結果生まれたのが独生女論です。
✅教義の内容:独生女論とは、韓鶴子総裁が原罪なしに生まれた唯一の神の娘であり、全人類を救う救世主・メシアであるとする定義です。
✅教理との対立:この独生女論は、統一教の基本教理(統一原理)とは完全に正反対の立場です。元々の原理では、文鮮明総裁を、イエスの使命を代行する再臨主的な存在としていましたが、韓鶴子総裁は、文総裁も原罪を持つ存在であり、自らが彼の血統を復帰させ「真の父」にさせた、と主張しています
✅現状:多くの統一教の信者はこの教理の変質を内心では問題視していますが、「真の母」が生きているうちは何を言っても受け入れようという全体的な雰囲気にあります。

統一教の今後の支配構造
韓鶴子総裁は最終的に釈放されるとしても、宗教的リーダーシップの表舞台からは「アウト」になるという見方が内部で出ています。
✅鄭元周氏の勝利:統一教の資金管理の歴史の中で、鄭元周氏が最終的な勝者であると見られています。現在の核心幹部の大多数は鄭元周氏の息のかかった人物であると知られています。
✅孫による継承(形式的):今後、韓鶴子総裁の孫二人(文信出、文信興)が名目上のリーダー(案山子)として立てられ、実際には背後で他の幹部たちが教団を支配するだろうと予測されています。
✅鄭元周氏の今後の姿勢:鄭元周氏は決して自らが実権者として前面に出ることはなく、最後まで韓鶴子総裁を熱心に支える参謀であるという姿勢を取り続けるだろうと予測されています。

——————————————————————————–
解説のメタファー(見立て): 現在の統一教の状況は、女王(韓鶴子総裁)が病弱で判断力を失った後宮に似ています。女王は形式的な権威を保っていますが、真の権力は、女王のすべての秘密を握り、女王が知らないうちに人事を牛耳る侍女頭(鄭元周氏)の手にあります。侍女頭は女王の失脚を計画し、自己の利益のために女王を罠にかけましたが、決して自らが王位を狙っているようには見せず、最後まで忠実な部下として振る舞い続けるでしょう。これにより、表向きの権威と裏の支配構造が完全に分離した状態となっているのです。


0件のコメント

コメントを残す

アバタープレースホルダー

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です